国立病院機構下志津病院

独立行政法人国立病院機構下志津病院について

下志津病院は、千葉県四街道市にある独立行政法人国立病院機構が運営する医療機関です。この病院は、神経・筋疾患や重症心身障害、さらには成育医療に特化した専門的な医療を提供しています。また、敷地内には千葉県立四街道特別支援学校が併設されており、学生が入院や通院をしながら通学することが可能です。

沿革

下志津病院の歴史は1897年に遡ります。この年、下志津衛戍病院として創設され、ほどなくして陸軍病院としての役割を担うようになりました。1945年には、陸軍の解体に伴い厚生省に移管され、1947年には結核療養所として再編成され、さらに国立療養所下志津病院と改称されました。2001年に厚生労働省に移管された後、2004年には独立行政法人に移行し、現在の名称である独立行政法人国立病院機構下志津病院が発足しました。

医療科目

この病院では、以下の診療科が設けられています。

• - 小児科
• - 小児神経科
• - アレルギー科
• - リウマチ科
• - 内科
• - 消化器内科
• - 感染症内科
• - 呼吸器科
• - 神経内科
• - 外科
• - 整形外科
• - 脳神経外科
• - 麻酔科

多岐にわたる科目を持ち、様々な医療ニーズに応える体制が整っています。

アクセス

交通アクセスについては、JR東日本の総武本線および成田線の四街道駅から徒歩約8分の距離にあります。アクセスが良好なため、地域の方々にとって通院しやすい環境があります。

不祥事について

近年、下志津病院は複数の不祥事に関与しました。2021年2月、病院職員が電気製品販売会社「小松電器」から飲食や旅行等の接待を受けた問題が発覚しました。職員は、他社の入札価格を小松電器に提供するなどの行動が見られたため、国立病院機構は関与した28人に対して懲戒処分を行い、小松電器に対しては24か月の指名停止を実施しました。

さらに2022年5月には、元企画課長が接待を受けたとして収賄容疑で逮捕され、同社の社長も贈賄容疑で逮捕される事態となりました。この事件は、病院の信頼性に大きな影響を与えました。

最終的に、元課長は懲役1年6月、執行猶予3年、そして約74万6000円の追徴金を科せられました。

まとめ

独立行政法人国立病院機構下志津病院は、専門的な医療を提供するだけでなく、地域との密接な連携も行っています。しかし、最近の不祥事は病院のイメージに影を落としており、信頼回復が求められています。今後、病院は透明性のある運営を進めていく必要があるでしょう。

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