国際なぎなた連盟

国際なぎなた連盟（INF）

国際なぎなた連盟（International Naginata Federation：INF）は、なぎなた競技を監督し国際的な普及に努める組織です。日本で発展を遂げたこの武道の国際的な競技連盟として、さまざまな活動を展開しています。

歴史的背景

全日本なぎなた連盟は、国内においてあらゆる努力を重ねて〇年間の歴史を持っています。なぎなたの国際化についての試みは1965年に始まりました。台湾で行われた第1回国際社会人剣道大会において、なぎなたの演武と異種試合が行われたことで、国際的な交流の第一歩が踏み出されました。1968年には、アメリカにおける普及が始まり、在米日本人女性への指導が行われるようになりました。この活動が徐々にアメリカなぎなた連盟の設立へとつながりました。

1970年には、大阪で開催された日本万国博覧会でなぎなたの演武が披露され、その後、世界剣道選手権大会でも大会が行われるなど、なぎなたの存在が広がるきっかけとなりました。続いて1972年にはフランスの剣道連盟会長が全日本なぎなた連盟を訪問し、修行を希望する者が増加していきました。

1976年、ヨーロッパ武道親善使節がフランスを訪れ、なぎなたの講習会と演武を実施。この活動が後にフランスにおける国内競技連盟の設立へとつながりました。国際競技連盟の結成に向けて日本からの支援がなされ、1990年12月8日、ついに国際なぎなた連盟が誕生しました。

加盟国と活動

INF設立当初、加盟国はアメリカ、フランス、日本などの7か国でありました。年を追うごとに、世界各国でなぎなたの普及が進み、2013年には13か国が公式に加盟していました。また、連盟は世界なぎなた選手権大会やINF親善大会など、定期的に大会を開催しています。

役職者

1990年に連盟が設立された際には、柳川覚治が会長に就任し、常任理事に小西静子が選ばれました。2013年には橋本久美子が会長に就任し、幅広い国際的なネットワークを築く役として活動を続けています。その後の年次でも、各国からの副会長や常任理事、事務総長が選出され、活発な連携が図られています。

特に、2014年には当時の会長と後の監査役がともに演武を披露するなど、会の親睦を深めるイベントも行われました。

結論

国際なぎなた連盟は、武道の普及と国際交流を促進するための非常に重要な役割を果たしています。日本国内だけでなく、世界中でなぎなたが愛される競技となるために、今後も様々な活動が期待されています。

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