国際ゲーム開発者協会

国際ゲーム開発者協会（International Game Developers Association、IGDA）は、コンピューターゲーム開発および関連産業を支援する非営利団体（NPO）です。この組織は、ゲーム開発者「個人」を対象としており、情報共有とコミュニティ育成を軸に、業界全体の発展を促進することをミッションとしています。

IGDAは、1994年夏にアーネスト・W・アダムスによって、コンピュータゲーム開発者協会（CDGA）として設立されました。当初はCDGAという名称でしたが、1998年に現在のIGDAに改称しました。2014年には、Game Developers ConferenceでIGDA設立20周年を記念するイベントが開催され、その歴史と貢献が改めて認識されました。

日本においては、ゲームジャーナリストの新清士氏を中心に、2002年4月にIGDA東京が発足しました。その後、2004年4月にはIGDA日本へと名称を変更し、日本国内におけるゲーム開発者コミュニティの形成と支援を本格的に開始しました。IGDA日本は、CEDECやOGCといったゲーム関連のカンファレンスにも積極的に関与しており、セッションの企画や運営に協力しています。また、必ずしも開発者向けではないDiGRA JAPANのようなゲーム研究活動にも連携し、その活動をサポートしています。

2012年12月には、IGDA日本は東京都から特定非営利活動法人として正式に認定されました。これにより、組織としての信頼性が高まり、より活発な活動を展開するための基盤が確立されました。日本国内には、IGDA日本の他にも、IGDA関西、IGDA福岡、IGDA東北、IGDA南九州、IGDA名古屋といった地域支部が存在しており（設立順）、それぞれが連携をとりながら、各地域に根ざした独自の活動を行っています。さらに、学生を対象としたアカデミックチャプターとして、IGDA琉球大学支部も活動しています。これらの支部は、IGDA本体と連携しつつ、それぞれが独立した組織として運営されています。

IGDAは、世界中のゲーム開発者たちが知識や経験を共有し、互いに協力し合うためのプラットフォームを提供しています。これにより、業界全体の技術向上や人材育成が進み、より創造的で質の高いゲームが開発されることが期待されています。IGDAの活動は、ゲーム業界の持続的な発展に不可欠なものであり、その影響は今後もますます大きくなるでしょう。

関連リンク

• - 特定非営利活動法人 国際ゲーム開発者協会日本（IGDA日本）: https://igda.jp/
• - 国際ゲーム開発者協会（IGDA）: https://igda.org/

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