国際救援友好協会

国際救援友好協会（IRFF）について

国際救援友好協会、略してIRFF（International Relief Friendship Foundation）は、統一教会（統一協会）に関連する団体であり、ボランティア組織としての活動を標榜しています。この団体は1976年ごろに設立され、以降統一教会の重職を歴任してきた古参幹部、郭錠煥によって主宰されています。

活動の概要

IRFFの事務局は神奈川県の大和市中央林間に位置しています。この団体はアフリカなどへの援助金や物資の提供を目的とし、統一教会の信者たちが募金活動や訪問販売を行っています。具体的には、彼らはコーヒーを1,000円で60g、ハンカチは3枚で3,000円という価格で販売しています。こうした商品の売上は援助活動に寄付されるとされていますが、実際にはその多くが統一教会の活動資金へと流用されているとの指摘もあります。

信者の訪問活動

近年、若者を中心とした「ジャンボの会」なるグループが各戸を訪問し、恵まれない子供たちの写真やIRFFによって建設されたとされる学校の資料、さらには機関誌「フロンティア」を手に募金を募る活動を行っています。この活動において、善意で募金を行った人々は、真っ当な慈善事業であると誤解することがあります。

実際、多くの人々がその活動の背後にある意図を知らずにお金を支払ってしまうというのが現実です。また、募金の行方について尋ねると、彼らは「官報に記載されています」といった言葉を返すなど、具体的な会計報告を避ける傾向があります。

教義に基づく活動

信者にとって、この訪問活動は「万物復帰」と呼ばれる教えの一環と見なされています。これは、悪の世から神のもとにお金を取り戻すという宗教的な意味合いを持っています。かつては数名がチームを組み、ワンボックスカーに宿泊しながら全国各地を回る活動を行っていました。

まとめ

国際救援友好協会は、その活動内容と目的について慎重に考える必要があります。表面的には善意の募金活動に見えますが、実際には統一教会の資金集めの手段として利用されている可能性があり、参加者や支援者はその実態を理解することが重要です。こうした慈善活動に関与する際には、しっかりとした情報収集と判断が求められます。

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