国際法学会

一般財団法人 国際法学会は、日本の法学研究を牽引する重要な学術団体です。英語名称をJapanese Society of International Law (JSIL)といい、1897年3月4日に設立されました。本学会は、法学の中でも特に国際公法、国際私法、そして国際政治・外交史を専門とし、理論と実践の両面から研究を推進しています。

概要

国際法学会は、単独学会として、国際平和の維持と国際正義の確立という崇高な目標を掲げています。その目的達成のために、学術研究活動、国際交流、出版活動など、多岐にわたる事業を展開しています。

国際的な活動としては、The International Four Societies Conferenceを共催しています。これは、国際的な学術交流を促進し、国際法の発展に寄与する重要な取り組みです。また、韓国国際法学会との交流も積極的に行っており、東アジア地域における国際法研究の連携を強化しています。

沿革

国際法学会の歴史は、日本の国際法研究の歴史そのものです。

1897年 - 国際法学会設立
1941年 - 財団法人国際法学会へ移行
2013年 - 一般財団法人国際法学会へ移行

設立当初から、国際法の研究と普及に尽力し、日本の国際社会における地位向上に貢献してきました。戦後の国際社会への復帰、国際協調の推進、そしてグローバル化の進展といった時代の変化に対応しながら、常に国際法の最前線で活動を続けています。

刊行物

国際法学会の主要な刊行物として『国際法外交雑誌 (The Journal of International Law and Diplomacy)』があります。1902年に創刊されたこの雑誌は、国際法、国際政治、外交史に関する質の高い論文を掲載し、国内外の研究者に広く読まれています。

誌名（和文）：国際法外交雑誌
誌名（欧文）：The Journal of International Law and Diplomacy
創刊年：1902年
資料種別：ジャーナル（査読付き論文を含む）
使用言語：日英混在
発行形態：印刷体
著作権帰属先：学会
クリエイティブコモンズ：定めていない
購読：有料

『国際法外交雑誌』は、国際法の研究者にとって、最新の研究動向を知り、自身の研究成果を発表する重要なプラットフォームとなっています。査読付き論文を含む質の高い学術論文が掲載されており、国際法の発展に大きく貢献しています。

国際法学会は、国際法の研究と教育を通じて、国際平和と国際正義の実現に貢献することを使命としています。その活動は、日本の学術界だけでなく、国際社会全体にとっても重要な意味を持っています。

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