国際蔵王ジャンプ大会NHK杯

国際蔵王ジャンプ大会NHK杯は、山形県山形市の蔵王ジャンプ台を舞台に開催されていたスキージャンプ競技会です。

大会の変遷

2011年までは山形市長杯との2連戦として開催され、長きにわたり日本のスキージャンプ界を盛り上げてきました。2005年の第17回大会までは、国際スキー連盟（FIS）公認のコンチネンタルカップとして、国際的な選手育成の場としての役割を担っていました。しかし、2006年の第18回大会からは、1ランク下のFISカップとして開催されることとなりました。

女子の部が新設されたのは2005年のこと。翌2006年からはFIS公認レディースコンチネンタルカップとして開催され、女子スキージャンプの国際的な普及・発展に貢献しました。1980年から1989年まではNHK杯蔵王ジャンプ大会として国内大会が行われていましたが、1990年からは国際大会へと発展し、その規模を拡大しました。

2012年からは、FISジャンプワールドカップレディース蔵王大会が新たに開催されることになったため、国際蔵王ジャンプ大会NHK杯はその役目を終え、実施されていません。

主催・公認・後援

大会は、山形市、山形県教育委員会、山形市教育委員会、山形県スキー連盟、山形市スキー連盟、NHK山形放送局、山形放送が主催し、国際スキー連盟（FIS）と全日本スキー連盟が公認していました。また、山形県・市スポーツ協会、山形県高等学校体育連盟、蔵王温泉観光協会が後援していました。

大会の記録

男子、女子ともに数多くの選手がこの大会で活躍し、その記録が今もなお語り継がれています。特に、第19回大会では、当時下川小学校6年生だった伊藤有希選手が日本勢最高の5位に入賞し、話題となりました。

過去にはNHK杯蔵王ジャンプ大会として、成年組、少年組の大会も開催されていました。

国際蔵王ジャンプ大会NHK杯は、日本のスキージャンプ界において、国際的な選手育成と競技の普及に大きく貢献した大会として、その名を刻んでいます。短い期間ではありましたが、数多くのドラマと感動を生み出し、人々の記憶に残る大会でした。

外部リンク

第22回大会リザルト(PDF)
第23回大会女子リザルト(PDF)
第23回大会男子リザルト(PDF)

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