国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW

国際青年年記念オール トゥゲザー ナウ

国際青年年記念「オール トゥゲザー ナウ」（ALL TOGETHER NOW）は、1985年6月15日に日本の国立競技場で行われた大規模なジョイントコンサートです。このイベントは、国際連合が1975年に宣言した「国際青少年年」を祝うために企画され、当時の音楽シーンを代表する多くのアーティストが集まりました。主催は日本民間放送連盟で、協賛にはライオンが名を連ねています。

イベントの概要

国立競技場を舞台にしたこのイベントは、日本における大規模ロック・フェスティバルの先駆けと見なされています。「日本版ウッドストック」と称されることもあり、観客数は63,000人にのぼり、イベントにかかる経費は3～4億円とされました。

特筆すべきは、8つの円形ステージが競技場の中央に設置され、各ステージでは異なるアーティストが演奏を行ったことです。この演出により、観客は多様なパフォーマンスを一度に楽しむことができ、演奏中には300本以上のマイクと200台のアンプが使用されました。また、観客はブロック指定のチケットを事前に購入し、公演当日に指定された列の座席で演奏を楽しみました。

出演アーティスト

出演者の中には、はっぴいえんど、オフコース、佐野元春、サザンオールスターズなど、日本の音楽界を代表するアーティストが名を連ねました。特に印象的なのは、吉田拓郎がメインMCを務め、彼を中心にアーティストたちがセッションを行ったことです。演奏曲も多彩で、中でもトリを務めた佐野元春とサザンオールスターズによるパフォーマンスは感動的でした。

開催の背景

この大イベントの背景には、1982年に小田和正が提案した

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