國保塁

國保 塁（こくぼ るい）

國保塁は1976年11月3日、奈良県天理市に生まれたサッカー指導者です。彼は小学1年生の時にサッカーを始め、その情熱は高校卒業まで続きました。彼は奈良育英高等学校に進学し、3年生の時にはDFとして選手権に出場し、チームをベスト4に導きました。この頃、同じチームメイトである藤井健太や楢崎正剛とともに、彼にとってのサッカー人生の重要な基盤が築かれました。

1995年からは福岡大学に進学しますが、数度の膝の手術を受けた影響で、選手としての道を諦めざるを得ませんでした。しかし、彼は大学院に進み、サッカー部のコーチを務める傍ら、運動生理学や体力学を学びました。この時期の経験が、後の指導者としてのキャリアに大いに役立つこととなりました。

2003年、國保はJリーグ・FC東京の普及部コーチとしてキャリアをスタートし、翌年からはトップチームのフィジカルコーチに就任。その後の数年間で彼の手腕が評価され、2010年にはU-18Jリーグ選抜のコーチとしても活躍します。彼のトレーニング方法や選手管理方法は、高く評価されています。

2012年、モンテディオ山形のフィジカルコーチに抜擢され、2013年にはV・ファーレン長崎のトップチームに参加。その後2014年からはアカデミー担当として若手選手の育成にも尽力しました。彼は選手の持つポテンシャルを最大限に引き出す指導方法には定評があります。

2017年には清水エスパルスのコンディショニングコーチとして新たな挑戦を開始し、2019年にはフィジカルコーチに就任。ここでも選手たちのフィジカル面での成長をサポートし、チーム全体のパフォーマンス向上に貢献しました。彼のトレーニングメニューは、選手の怪我予防やパフォーマンス向上に重点を置いています。

2023年には松本山雅FCのフィジカルコーチに就任し、新たな挑戦の幕が開きました。これまでの経験を生かし、選手たちの健康管理や技術向上に寄与することが期待されています。彼の指導哲学は、選手一人ひとりの特性に応じたアプローチに重きを置いており、チームの結束を促進することからも注目を集めています。

所属クラブ・学歴

• - あさわサッカークラブ（現 天理南フットボールクラブ）
• - 奈良育英中学校（1989年 - 1991年）
• - 奈良育英高等学校（1992年 - 1994年）
• - 福岡大学（1995年 - 1998年）
• - 福岡大学大学院（1999年 - 2000年）
• - 福岡大学スポーツ科学部 助手（2001年 - 2002年）

指導歴

• - 福岡大学サッカー部 コーチ（1998年 - 2002年）
• - FC東京（2003年 - 2011年）

- 普及部コーチ（2003年）
- トップチームフィジカルコーチ（2004年 - 2005年）
- U-18フィジカルコーチ（2006年）
- 育成部（U-18育成担当）（2008年）
- U-18コーチ兼フィジカルコーチ（2009年 - 2011年）

• - モンテディオ山形 フィジカルコーチ（2012年）
• - V・ファーレン長崎（2013年 - 2014年）

- トップチームフィジカルコーチ（2013年）
- アカデミー担当フィジカルコーチ（2014年）

• - 浜松開誠館高校 コーチ兼フィジカルコーチ（2015年 - 2016年）
• - 清水エスパルス（2017年 - 2022年）

- コンディショニングコーチ（2017年 - 2019年5月）
- フィジカルコーチ（2019年5月 - 2022年）

• - 松本山雅FC フィジカルコーチ（2023年 - 現在）

もう一度検索