園部八奏

園部八奏（そのべ わかな）は、2008年1月17日生まれ、埼玉県出身の女子テニス選手です。彼女はジュニアのカテゴリーで目覚ましい活躍を見せており、将来を嘱望される選手の一人です。

経歴

2023年、園部はグランドスラムのジュニア部門に積極的に挑戦しました。全豪オープンでは、エマーソン・ジョーンズ選手とペアを組み、ダブルスで2回戦に進出しました。ウィンブルドン選手権では、シングルスでミカ・ストイサブリェビッチ選手に1回戦で敗退しました。全米オープンでも、シングルス1回戦で再びストイサブリェビッチ選手に敗れましたが、ジュニア女子ダブルスでは木下晴結選手とペアを組み、準決勝に進出しました。

2024年、園部の挑戦はさらに加速しました。全仏オープンジュニア女子ダブルスでは、ストイサヴリェビッチ選手とペアを組み準々決勝に進出しましたが、イヴァ・ヨヴィッチ選手とタイラ・カテリーナ・グラント選手のペアに敗れました。ウィンブルドン選手権では、ジュニア女子ダブルスでイバ・イワノバ選手と組み、準々決勝に進出。シングルスでは3回戦でイヴァ・ヨヴィッチ選手に敗退しました。全米オープンジュニア女子シングルスでは、Mingge Xu選手を破り決勝に進出しましたが、ミカ・ストイサヴレヴィチ選手に敗れ、準優勝となりました。

そして2025年、園部は更なる飛躍を遂げます。全豪オープンジュニア女子シングルスでは、準々決勝でタリア・コッキニス選手、準決勝でエマーソン・ジョーンズ選手を破り、2年連続でジュニアグランドスラム決勝に進出しました。決勝ではクリスティーナ・ペニコバ選手を破り、見事初優勝を飾りました。これは全豪オープンジュニア女子シングルスにおいて、日本人選手として初の快挙であり、四大大会ジュニア女子シングルスにおける日本人選手の優勝としては、1969年のウィンブルドン選手権で沢松和子選手が優勝して以来、56年ぶりの偉業となりました。ダブルスにおいても、ミカ・ストイサヴレヴィッチ選手とペアを組み、準々決勝に進出しています。

園部八奏は、着実に実力をつけ、ジュニアテニス界でその名を轟かせています。今後の彼女の活躍から目が離せません。

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