土曜の夜は (曲)

Negiccoの7インチシングル「土曜の夜は」：個性と才能の融合

2016年5月14日、Negiccoの通算3枚目の7インチシングル「土曜の夜は」がリリースされました。この作品は、同年5月24日に発売された3枚目のオリジナルアルバム『ティー・フォー・スリー』に収録されている楽曲ですが、7インチシングルとしては完全生産限定盤という特別な形態で発表されました。

このシングルにおける最大の特徴は、楽曲制作陣にあります。作詞をconnie、作曲・編曲をウワノソラの角谷博栄が担当し、さらにウワノソラのボーカル、いえもとめぐみがコーラスとして参加しています。connieは、ウワノソラの音楽に衝撃を受け、その独特な才能に惹かれ、Negiccoの作品に携わってほしいと依頼したとのこと。インタビューでは、若くしてマニアックな音楽性を追求するウワノソラの存在に強い感銘を受けたことを語っています。

一方、角谷は、楽曲制作への依頼を受けた際、自由な制作を許されたことに戸惑いつつも、connieから「シュガー・ベイブみたいな雰囲気もいいな」というヒントを得て、制作に取り組んだと語っています。Negiccoの過去の楽曲に多く見られる打ち込みサウンドとは異なる、生楽器を使ったバンドサウンドを目指し、Negiccoメンバーの歌声の特性を活かした楽曲制作に努めたそうです。メンバー3人の声域を考慮しながら、connieとの綿密なやり取りを経て、最終的な楽曲が完成したとのことです。

「土曜の夜は」は、一般販売に先駆け、4月27日に行われたNegiccoのライブツアー「Negicco Second Tour ‟The Music Band of Negicco”」中野サンプラザ公演で先行リリースされました。また、4月28日からはKKBOXにて先行配信も開始され、話題を集めました。

シングルには、A面として「土曜の夜は」のフルバージョン、B面としてインストゥルメンタルバージョンが収録されています。作詞はconnie、作曲・編曲は角谷博栄が担当し、両バージョンとも、connieと角谷、そしてウワノソラの音楽性が融合した、唯一無二の魅力を持つ楽曲となっています。

このシングルは、Negiccoの音楽性とウワノソラの個性が見事に融合した、聴き応えのある作品です。Negiccoのファンはもちろん、ウワノソラの音楽に興味のある方、そして新しい音楽を探している方にも、ぜひ聴いていただきたい一枚と言えるでしょう。完全生産限定盤ということもあり、入手困難な可能性もあるため、興味のある方は早めのチェックをお勧めします。

この「土曜の夜は」は、単なる楽曲提供にとどまらず、異なる才能が持つ個性を掛け合わせることで、新たな化学反応を生み出した貴重な作品と言えるでしょう。Negiccoとウワノソラの出会いが、日本の音楽シーンに新たな風を吹き込んだと断言できるでしょう。今後の両者の活動にも目が離せません。

もう一度検索