土曜ミッドナイトドラマ

土曜ミッドナイトドラマ

『土曜ミッドナイトドラマ』は、テレビ朝日によって2006年4月から2008年8月まで放送された、特有の深夜ドラマ枠です。この枠は、様々なコンセプトを持った作品が展開され、視聴者には新しいエンターテイメントの形を提供しました。特に、多くの作品が人気のある小説や漫画を原作とする点が特徴でした。

放送の特徴

初期の放送では、2006年4月から9月までの期間に1クールのドラマが制作されました。その後、2006年10月以降は、多くの作品が約1～2ヶ月の短い期間で完結するスタイルが主流になりました。時にはこの深夜枠自体が休止されることもありましたが、全体としては毎回新鮮な内容を提供し続けました。

特に深夜放送のため、通常のゴールデンタイムでは難しいとされるような、衝撃的なシーンや独特なストーリー展開が可能だったこともあり、個性的でクリエイティブな作品が数多く誕生しました。例えば、「もういちど地下鉄に乗って」や「もうひとつの象の背中」は映画のアナザーストーリーとして制作され、視聴者からの好評を得ました。

放送日時と歴史的な作品

このドラマの放送時間は、毎週日曜の未明、つまり土曜深夜の1:25から1:55まででした。この時間帯に放送された作品は多岐にわたります。

2006年のラインナップ

• - 4月 - 6月: 吉祥天女
• - 7月 - 9月: 快感職人
• - 10月: もういちど地下鉄に乗って
• - 11月: 休止
• - 12月: 拝み屋横丁顛末記

2007年のラインナップ

• - 1月: パズル
• - 2月: 失踪HOLIDAY
• - 3月: 休止
• - 4月 - 6月: ティッシュ (坂辺周一の漫画「ティッシュ。」が原作)
• - 7月: 休止
• - 8月 - 9月: 新宿スワン
• - 10月 - 11月: もうひとつの象の背中
• - 12月: 年末編成のため休止

2008年のラインナップ

• - 1月 - 2月: 腐女子デカ
• - 2月 - 3月: コインロッカー物語
• - 4月 - 8月: ビヨンド・ザ・ブレイク（海外ドラマ）

2008年8月23日をもって「土曜ミッドナイトドラマ」の放送は終了し、その枠自体も消滅することになりました。放送期間中、多数の視聴者を魅了してきたこのドラマ枠は、今なお多くの人々の記憶に残っています。

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