土浦市立土浦第六中学校

土浦市立土浦第六中学校（つちうらしりつ つちうらだいろくちゅうがっこう）

土浦市立土浦第六中学校は、茨城県土浦市の南部に位置する公立中学校です。地元では「土浦第六」あるいは略して「六中」と呼ばれ親しまれています。

概要

本校は男女共学の公立中学校で、三学期制を採用しています。2021年度のデータによれば、3学年で合計14学級（普通学級10、特別支援学級4）が編成され、全校生徒数は347名でした。

学校施設としては、4階建ての校舎、土のグラウンド、体育館、そして屋外プールなどを備えています。特に、生徒の自主的な学習を支援するために自習室が設けられている点が特徴的です。

学習面では、生徒の学力向上を目指し、年間で5回の定期テストを実施しています。また、長期休暇期間には希望者を対象とした補習教室を開催するほか、毎朝の学習時間を設けて基礎学力の定着を図っています。ただし、学力に応じた習熟度別クラス分けや、土曜日の授業は行っておりません。卒業後の進路としては、公立高校への進学者が4割以上を占めています。

生徒の学校生活においては、栄養バランスの取れた完全給食が提供されています。また、生徒間の人間関係を深め、多様な交流を経験させるため、毎年クラス替えが行われています。

校則と生活指導

本校では、生徒の健全な育成と安全な教育環境を確保するため、一定の校則が定められています。制服を含む服装に関する詳細な規定があり、学校指定の服装を遵守することが求められます。また、学習への集中や不必要なトラブルを防ぐ観点から、携帯電話（スマートフォンを含む）の学校への持ち込みは原則として禁止されています。

頭髪についても一部に制約があり、男子生徒のツーブロックヘアスタイルは認められていません。女子生徒の長髪は、特定の結び方をするよう規定があります。パーマについては、地毛のうねりを調整するストレートパーマを除き、一般的なパーマは禁止されています。

年間行事

年間を通して、生徒の成長を促し、学校生活を豊かにする様々な行事が行われています。保護者との連携を深めるPTAイベントや保護者参観日があるほか、教室を離れて学ぶ校外学習も実施されます。秋には生徒たちが日頃の練習成果を発揮する体育祭が盛大に開催され、文化的な側面では、各クラスが合唱の出来栄えを競い合う合唱コンクールも行われます。

生徒にとって大きな思い出となる修学旅行は、古都である京都・奈良方面へ実施されます。さらに、将来の職業について考える機会として、職場体験もプログラムに取り入れられています。

部活動

生徒の体力向上や趣味の追求、協調性の育成などを目的として、多種多様な部活動が活動しています。運動部としては、軟式野球部、サッカー部（男子）、バレーボール部（女子）、バスケットボール部（男女）、卓球部、ソフトテニス部（男女）、バドミントン部（男女）、剣道部、水泳部、陸上部があります。また、文化部としては吹奏楽部、美術部、科学部が活動しており、生徒は自身の興味や関心に応じて部活動を選択できますが、部活動に加入しないという選択も認められています。

立地と通学

学校は土浦市の南部、主に田畑が広がる地域に立地しており、近隣には阿見町の市街地があります。比較的広範囲から生徒が通学するため、通学方法として自転車通学が認められています。

校章・校歌・校訓

本校の校章は、土浦を象徴する「土」の文字を図案化し、その周囲に「六中」を示す6本のペン先を配したデザインです。中央やや上部には「中」の文字が配置されています。

校歌は3番まであり、学校が掲げる校訓「じょうぶな体」「ゆたかな心」「あふれる知性」が歌詞の中に織り込まれ、各番の最後には校名が二度繰り返され歌い上げられます。

学区と周辺

土浦第六中学校の学区は土浦市内の右籾、摩利山新田、大岩田、霞ケ岡町、小岩田東・西の各丁目、烏山の各丁目など広範囲にわたります。主に土浦市立大岩田小学校、土浦市立右籾小学校からの生徒が進学してきます。学校周辺には、土浦市立大岩田小学校や陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地などがあります。

本校は、地域に根ざした教育活動を展開し、生徒たちが心身ともに健やかに成長できるよう努めています。

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