在ジブチ日本国大使館

在ジブチ日本国大使館について

在ジブチ日本国大使館は、ジブチ共和国の首都ジブチ市に位置する日本国の大使館です。この大使館は、日本とジブチの二国間関係において重要な役割を果たしています。

開設の背景

日本は1977年にジブチを国家として承認しましたが、長らく常駐の大使館は設置していませんでした。しかし、2009年にソマリア沖での海賊対策のため、日本がジブチを拠点として選定したことが、大使館開設の大きな転換点となりました。この出来事をきっかけに、ジブチは日本にとって戦略的に重要な国となり、2012年に大使館が開設される運びとなりました。

大使館開設までの経緯

1977年6月27日: 日本がジブチを主権国家として承認。
1978年: 日本とジブチの間で外交関係が樹立。
2009年3月: 日本はソマリア沖・アデン湾での海賊対策として、護衛艦の派遣を開始。以降、海上自衛隊が同海域を航行する船舶の護衛を恒常的に実施。
2009年3月: 在ジブチ連絡事務所が、日本国外務省の常駐事務所として開設。
2009年6月19日: 海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律（海賊対処法）が成立。
2011年7月7日: ジブチ共和国における自衛隊拠点の開所式典が開催（拠点の完成と運用開始は前月の6月）。
2012年1月1日: 連絡事務所が昇格し、在ジブチ日本国大使館が開設。
2020年9月11日: 元海上自衛官で前防衛省情報本部長の大塚海夫海将が、自衛官出身者として初の特命全権大使としてジブチに任命。

大使館の役割

在ジブチ日本国大使館は、両国間の政治、経済、文化など幅広い分野での交流を促進する役割を担っています。また、ジブチに在留する日本人の保護や支援、日本とジブチ間の友好関係の深化にも尽力しています。

関連情報

日本とジブチの関係: 両国間の歴史的な繋がりや協力関係について。
駐日ジブチ共和国大使館: 日本に所在するジブチの大使館について。
* 外部リンク: 在ジブチ日本国大使館の公式ウェブサイト（日本語版、フランス語版）



この大使館は、日本とジブチの友好関係を象徴する存在であり、両国の協力関係をさらに発展させるための重要な拠点となっています。特に、海賊対策における日本の活動拠点としての役割は、国際社会における日本の貢献を示すものです。



住所等の詳細については、公式ウェブサイト等でご確認ください。

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