在ニカラグア中華民国大使館

在ニカラグア中華民国大使館：歴史と変遷

在ニカラグア中華民国大使館（繁体字中国語: 中華民國駐尼加拉瓜大使館、スペイン語: Embajada de la República de China (Taiwán) en Nicaragua、英語: Embassy of the Republic of China (Taiwan) in Nicaragua）は、中華民国（台湾）がニカラグアの首都マナグアに設置していた大使館でした。

歴史

その歴史は、総領事館の開設から始まります。

1930年5月：在ニカラグア中華民国総領事館が開設
1932年6月14日：在マナグア中華民国総領事館に改称

1955年、両国間の外交関係が樹立され、総領事館は公使館へと昇格しました。

1955年5月18日：中華民国とニカラグアが外交関係を樹立、在ニカラグア中華民国公使館が開館
1962年9月20日：公使館が大使館に昇格

しかし、その関係は一度途絶えることになります。

1985年12月7日：ニカラグアが中華人民共和国と国交を樹立し、中華民国と断交。大使館も閉鎖

その後、ニカラグアは再び中華民国との関係を修復します。

1990年11月5日：ニカラグアが中華民国と再度国交を樹立、中華人民共和国と断交
1990年11月13日：大使館が再開

しかし、2021年、再びニカラグアは中華人民共和国を選択し、中華民国との関係は再び途絶えることになりました。

2021年12月10日：ニカラグアが中華人民共和国と再度国交を樹立し、中華民国と断交。大使館も閉鎖

所在地

Planes de Altamira, Lotes #19 y 20, Managua

最後の特命全権大使

最後の特命全権大使は、呉進木（繁体字中国語: 吳進木、スペイン語: Jaime Wu ハイメ・ウー）でした。2018年12月18日にダニエル・オルテガ大統領に信任状を捧呈しました。

次期大使としてニカラグアに赴任中であった李岳融（スペイン語: Iván Lee イバン・リー）は、信任状を捧呈する前に両国が断交したため、特命全権大使に就任することはありませんでした。

関連項目

中華民国とニカラグアの関係
在中華民国ニカラグア大使館

外部リンク

在ニカラグア中華民国大使館 （中国語）
在ニカラグア中華民国大使館 （スペイン語）

この大使館の歴史は、国際関係の複雑さと変化を物語る一例と言えるでしょう。

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