在中華民国ニカラグア大使館

在中華民国ニカラグア大使館は、ニカラグアが中華民国（台湾）の首都、台北市に設置していた大使館でした。ここでは、その沿革や所在地について解説します。

沿革

1955年5月18日にニカラグアと中華民国との間で外交関係が樹立。当初は非常駐の駐華公使が派遣され、1960年10月8日には、初代公使のウンベルト・アルグエージョ・テフェルが蔣中正総統に信任状を捧呈しました。1966年には、特命全権公使が台北に非常駐のまま、両国の外交関係が公使級から大使級に昇格しました。

しかし、1985年12月7日、ニカラグアが中華人民共和国と国交を樹立したことにより、中華民国との国交は一時断絶。その後、1990年11月5日にニカラグアが再び中華民国と国交を樹立し、中華人民共和国との国交を断絶しました。1991年4月16日には、ペドロ・ホアキン・チャモロ・バリオス大使が、両国復交後初となる常駐の駐華大使として台北に赴任し、その後約30年にわたって大使館が存続しました。

2021年12月10日、ニカラグアと中華民国は再度断交。これにより、在中華民国ニカラグア大使館は閉鎖されました。

所在地

大使館は台北市士林区天母西路62巷9號3樓に位置していました。

大使

最後の特命全権大使は、2020年10月26日に蔡英文総統に信任状を捧呈したミルナ・マリエラ・リベラ・アンディーノでした。

関連項目

中華民国とニカラグアの関係
在ニカラグア中華民国大使館

外部リンク

* 在中華民国ニカラグア大使館 （スペイン語）

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