在日ネパール人

在日ネパール人について

在日ネパール人とは、日本に一定期間在住するネパール国籍の人々を指します。日本に帰化した人やその子孫は、ネパール系日本人と呼ばれます。

概要

2023年末時点で、日本に外国人登録されているネパール人は176,336人に上ります。2000年の3,649人と比較すると、その増加は著しく、特に2010年以降に急増しました。在日ベトナム人と共に、2010年代の日本の外国人増加を牽引し、外国人数の出身国別では中国、韓国、フィリピン、ブラジルに次いで6位、南アジア出身国の中では最大のコミュニティとなっています。また、日本最大のヒンドゥー教コミュニティも在日ネパール人によって形成されています。

ネパールからの訪日者が急増した背景には、10年に及ぶ内戦や王族殺害事件による国内の混乱があります。2014年には、日本への難民申請者のうちネパール国籍者が最も多く、1293人に達しました。

2018年末時点の在留資格別では、留学生が28,987人と最も多く、中国、ベトナムに次いで3番目です。次いで家族滞在が26,017人、技能が12,547人、技術・人文知識・国際業務が8,541人、永住が4,480人、特定活動・その他が4,056人となっています。技能ビザでの滞在者は、中国に次いで多く、インド・ネパール料理店のシェフとして働く人が多数います。実際に、日本各地でネパール料理店が急増しています。

都道府県別に見ると、東京都が27,598人と最も多く、次いで愛知県が9,093人、千葉県が6,801人、神奈川県が6,425人、福岡県が6,379人、埼玉県が6,282人となっています。首都圏、愛知県、福岡県に集中している傾向が見られます。また、沖縄県にも2,139人が在住しており、全国で10番目に多いです。留学生として来日している人も、週28時間までの労働が認められているため、飲食店やコンビニエンスストアなどで働く人が多く、移民労働者としての側面も持ち合わせています。

東京都新宿区の新大久保駅周辺には、約500人のネパール人が在住し、ネパール人街を形成しつつあります。また、沖縄県の外国人労働者の中で、ネパール人は3割を占め、割合ではトップとなっています。

統計

在留資格別（上位10位）

(データは省略)

都道府県別（上位10位）

(データは省略)

関連情報

• - 東電OL殺人事件
• - 日本のインド・ネパール料理店
• - NRNA-Japan

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