地域医療機能推進機構三島総合病院

地域医療機能推進機構三島総合病院は、静岡県三島市に位置する重要な医療機関の一つです。独立行政法人地域医療機能推進機構（JCHO）によって運営されており、地域における保健・医療・福祉の向上に貢献しています。一般的には「JCHO三島総合病院」の通称で広く知られています。

沿革

当院の歴史は、1946年（昭和21年）1月1日に「三島社会保険病院」として開院したことに始まります。以来、地域の医療ニーズに応えるべく活動を続けてきましたが、施設の老朽化や機能強化の必要性から、大規模な再整備が行われました。2014年（平成26年）4月1日には、これまでの三島市街中心部から箱根山の西麓にあたる現在の場所へ新築移転するとともに、名称を現在の「地域医療機能機能推進機構三島総合病院」へと改称し、新たなスタートを切りました。最新の設備を備えた新病院での診療がこの日から開始されています。

機能・役割

JCHO三島総合病院は、地域の中核病院として多岐にわたる重要な機能を担っています。厚生労働省から臨床研修指定病院として認定されており、若手医師の育成にも力を入れています。また、静岡県からは臓器移植モデル病院の指定を受けており、高度医療の一端を担っています。加えて、救急告示医療機関として指定されているため、二次救急医療を担う重要な役割を果たしています。さらに、災害拠点病院（地域災害医療センター）としての指定も受けており、地震や台風などの大規模災害発生時には、地域の救護活動における中心的な役割を担うことが期待されています。これらの指定・認定は、当院が地域の医療提供体制において極めて重要な位置を占めていることを示しています。

交通アクセス

当院へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、主にJR三島駅が起点となります。JR東海道本線および東海道新幹線が乗り入れる三島駅の南口からは、病院が提供する無料の送迎バスが運行されており、便利に利用できます。また、三島駅南口のバス乗り場からは、東海バスに乗車し、「三島総合病院」バス停で下車する方法もあります。この場合の所要時間は約25分です。タクシーを利用する場合は、三島駅南口から約20分で病院に到着します。さらに、伊豆箱根鉄道の三島田町駅からも、当院との間を結ぶ無料シャトルバスが運行されており、伊豆箱根鉄道沿線からのアクセスも容易になっています。

まとめ

地域医療機能推進機構三島総合病院は、静岡県三島市において、救急医療、災害医療、高度専門医療、そして医師研修など、地域住民の健康と安全を守るための重要な役割を担う基幹病院です。設立以来の歴史を持ち、特に2014年の新築移転を経て、より充実した医療サービスを提供しています。アクセスの利便性も高く、地域に根ざした医療を提供し続けています。

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