地方航空局

地方航空局について

地方航空局は、国土交通省の地方支分部局として、日本各地の空の安全を守るために重要な役割を担っています。具体的には、国が管理する空港の維持管理や運営、航空保安業務、航空事業に関する様々な業務を行っています。

地方航空局の役割

• - 空港の維持管理と運営: 国が管理する空港の施設を維持し、安全かつ円滑な運用を確保します。
• - 航空保安業務: 航空機の安全な運航を確保するため、管制業務や航空保安施設の整備・維持管理を行います。
• - 航空事業に関する業務: 航空会社やその他の航空事業者の監督、航空従事者の資格管理などを行います。

これらの業務を通じて、航空輸送の安全と発展を支えることが、地方航空局の主な使命です。

組織体制

地方航空局は、東京航空局と大阪航空局の2つがあり、それぞれが管轄地域を分担しています。

• - 東京航空局: 北海道、東北、関東、甲信越、静岡地方を管轄。
• - 大阪航空局: 東海3県、北陸3県、近畿、中国、四国、九州、沖縄地方を管轄。

両局とも、局長、次長の下に総務部、空港部、保安部などの組織があり、それぞれが専門的な業務を担当しています。また、管轄地域内には、空港事務所、空港出張所、航空路監視レーダー事務所など、様々な出先機関が設置されています。これらの出先機関は、地域の実情に応じた航空行政サービスを提供しています。

各部門の主な業務

• - 総務部: 局全体の運営、人事、経理、広報などを担当します。
• - 空港部: 空港の維持管理、運営、空港経営改革などを担当します。
• - 保安部: 航空保安業務、航空管制業務、航空灯火などの技術管理などを担当します。
• - 運航拠点(FAIB): 航空交通流の調整や、運航援助情報業務を行います。

地方航空局の所在地

• - 東京航空局: 東京都千代田区九段南一丁目1番15号 九段第2合同庁舎
• - 大阪航空局: 大阪府大阪市中央区大手前三丁目1番41号 大手前合同庁舎

地方航空局の管轄範囲

• - 東京航空局

- 北海道
- 東北地方（青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県）
- 関東地方（茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県）
- 甲信越地方（山梨県、長野県、新潟県）
- 静岡県

• - 大阪航空局

- 東海地方（愛知県、岐阜県、三重県）
- 北陸地方（富山県、石川県、福井県）
- 近畿地方（滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県）
- 中国地方（鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県）
- 四国地方（徳島県、香川県、愛媛県、高知県）
- 九州地方（福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県）
- 沖縄県

地方航空局の出先機関

各地方航空局には、空港事務所、空港出張所、航空路監視レーダー事務所など、多くの出先機関があります。

• - 空港事務所: 空港の維持管理や運営、航空機の運航管理などを行います。
• - 空港出張所: 航空機の運航管理や管制業務、航空保安無線施設の管理などを行います。
• - 航空路監視レーダー事務所: 航空路を航行する航空機を監視し、安全な運航をサポートします。
• - 運航拠点 (FAIB): 航空管制官による対空援助業務、発着調整、航空交通流調整などを行います。

これらの出先機関は、それぞれの地域において、航空交通の安全と円滑な運航を支える重要な役割を担っています。

関連情報

地方航空局は、航空局の方針に基づき、それぞれの地域において航空行政を遂行しています。地方航空局の活動は、航空輸送の安全と発展を支える上で、非常に重要な役割を果たしています。

詳しい情報は、以下のリンクをご参照ください。

• - [東京]]航空局: [東京航空局
• - [大阪]]航空局: [大阪航空局

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