地球ゴージャス

地球ゴージャス（ちきゅうゴージャス）

地球ゴージャスは、俳優の岸谷五朗と寺脇康文によって1994年に結成された日本の演劇ユニットです。このユニットはアミューズに所属しており、毎年1回から2年ごとにプロデュース公演を上演しています。ユニークで創造的な作品が魅力の一つです。

概要

地球ゴージャスは、岸谷と寺脇の親しい友人関係から生まれました。彼らは、三宅裕司が主宰する劇団スーパーエキセントリックシアター（SET）の一員として、コントユニットを結成しその後1994年に独自の道を歩むことになりました。従来の劇団のようにメンバーを固定せず、毎回異なるゲスト出演者を招く「プロデュース公演」という形式を取り入れています。

彼らのユニット名「地球ゴージャス」は、寺脇によると「地球の人々の気持ちを豊かに、ゴージャスにする」という意図が込められています。ユニット名には少し遊び心があるとのこと。岸谷と寺脇は性格の違いはあるものの、同じ価値観を持っているため、長年にわたり強い絆で結ばれています。「五朗ちゃん」と「寺ちゃん」と呼び合い、楽屋を共用したり、飲みに行くなど、私生活でも親しい関係を維持しています。

岸谷はすべての公演において演出を手がけ、またVol.4『さくらのうた』以降は脚本も担当しています。作品の企画や製作については、彼らが所属するアミューズが中心になって行っています。

メンバー

• - 岸谷 五朗（きしたに ごろう）

- 生年月日：1964年9月27日（59歳）
- 出身地：東京都武蔵野市

• - 寺脇 康文（てらわき やすふみ）

- 生年月日：1962年2月25日（62歳）
- 出身地：岐阜県羽島市

公演歴

地球ゴージャスは多岐にわたる作品を上演してきました。初期の公演から近年のものまで、多様なテーマやスタイルを持つ作品が揃っています。

• - 1995年 初公演「瓶詰の地獄 〜いつまでもたえることなくともだちでいよう〜」
• - 1997年 映画「香港大夜総会」のサイドストーリーを基にした「紙のドレスを燃やす夜」
• - 1999年 「地図にない街」
• - 2000年 「さくらのうた」初の岸谷・寺脇共作
• - 2001年 オムニバス形式の「クインテット」
• - 2004年 サザンオールスターズの楽曲を用いた「クラウディア」
• - 2006年〜 「HUMANITY THE MUSICAL」などの大規模ミュージカル

最近の公演では、2020年には地球ゴージャスの25周年を祝い「星の大地に降る涙 THE MUSICAL」という特別な公演を予定しましたが、新型コロナウイルスの影響で幾つかの公演が中止となりました。岸谷はその際、公式サイトで前向きなコメントを発表しています。

テレビ番組

地球ゴージャスは、2006年に日本テレビ・よみうりテレビで「地球ゴージャスな夜」という番組も放送しており、メンバーの舞台活動を広めるための機会ともなっています。

まとめ

地球ゴージャスは、限りない創造力と独自のスタイルを持つ演劇ユニットです。岸谷五朗と寺脇康文の息の合ったパフォーマンスと多様な作品は、観客に深い感動を与え続けています。彼らの活動は日本の演劇界において今後も注目され続けるでしょう。

もう一度検索