地球規模課題審議官

地球規模課題審議官について

地球規模課題審議官は、外務省に設置されている国家公務員の役職の一つです。外務省の大臣官房に所属していますが、実務においては国際協力局の業務の一部を担当しています。この役職は、地球規模の課題に対して、国際社会が協力して取り組むための政策立案を担う重要な役割を担っています。

職務内容

地球規模課題審議官の主な職務は、以下の通りです。

外務省の所掌事務のうち、経済協力に関する分野別の計画策定に参画します。
社会分野、及び経済分野で、人類共通の福祉のために国際社会が共同で取り組むべき問題に関する事項を扱います。
これらの事項や経済協力に関連する国際機関に関する重要事項の企画、立案に参画し、関係事務を総括・整理します。

これらの職務は、外務省組織令第16条第5項に規定されています。

設置の経緯

地球規模課題審議官の役職は、平成18年（2006年）の外務省機構改革の際に設置されました。その下に「地球規模課題審議官組織」が置かれ、組織的な活動を行っています。

歴代の地球規模課題審議官

これまでに、以下の11名の方が地球規模課題審議官を務めました。

鶴岡公二（2006年 - 2008年）
杉山晋輔（2008年 - 2011年）
平松賢司（2011年 - 2012年）
石井正文（2012年 - 2013年）
香川剛廣（2013年 - 2014年）
尾池厚之（2014年 - 2016年）
相星孝一（2016年 - 2017年）
鈴木秀生（2017年 - 2019年）
塚田玉樹（2019年 - 2020年）
小野啓一（2020年 - 2022年）
赤堀毅（2022年 - ）

関連項目

* 審議官

この役職は、地球規模の課題に対する日本の外交政策において、重要な役割を果たしています。

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