地球防衛軍3

地球防衛軍3について

『地球防衛軍3』はディースリー・パブリッシャーから発売されたXbox 360専用の3Dアクションシューティングゲームです。開発はサンドロットが行い、略称として「EDF3」が使われています。本作は、『SIMPLE2000シリーズ』の『THE 地球防衛軍』や『THE 地球防衛軍2』の続編として位置づけられますが、世界観が一新されています。特に特徴的なのは、これまでの廉価ソフトからフルプライスソフトへと変わった点で、タイトルに冠詞「THE」がなくなった点です。また、本作はシリーズ初のDVD-ROMを採用しています。

発売と移植

『地球防衛軍3』は2006年12月14日に日本で発売され、その後、海外でも『EARTH DEFENSE FORCE 2017』として登場しました。北米では2007年3月20日、ヨーロッパでは同年3月30日にリリースされました。同年11月にはプラチナコレクションとして廉価版が登場し、2009年9月にはゲームオンデマンドでの配信が始まりました。また、2010年にはXbox 360の年間ダウンロードランキングで『THE IDOLM@STER』を上回る人気を誇りました。

続いて、2009年8月17日には携帯電話向けのゲームアプリ『地球防衛軍3 Mobile』が配信され、2012年9月27日にはPlayStation Vita用の移植版『地球防衛軍3 PORTABLE』が発売されました。この移植版では追加要素が多数あり、特定の条件を満たすことで『EDF2』の兵科「ペイルウイング」を使用できるようになりました。2021年10月にはNintendo Switchへの移植版『地球防衛軍3 for Nintendo Switch』がリリースされ、さらに多くのプレイヤーに楽しんでもらえることとなりました。

ゲームプレイ

本作ではプレイヤーが地球防衛軍の一員として、仲間のNPCと共に巨大生物やガンシップとの戦闘に挑みます。2人同時プレイでは協力プレイと対戦モードが用意されており、最大で4人まで協力し合うことも可能です。また、コントローラーの操作方法は初心者向けの「ノーマル」と、上級者向けの「テクニカル」が選べるため、それぞれの好みによって遊び方を変えられます。

本作で選択できる兵科は陸戦兵のみとなっており、空を飛ぶ兵科は存在しない設定です。しかし、後続の『EDF3P』では一定条件を満たすことで「ペイルウイング」を使うことができ、さらに多彩な追加武器やミッションが楽しめます。

ストーリーと組織

物語は2013年、西暦に宇宙からの電波を受信することから始まります。人類はこの未知の存在を「フォーリナー」と呼び、応答を試みますが、返信はありません。2015年には「連合地球軍（EDF）」が結成され、2年後の2017年にはフォーリナーが大船団を率いて地球に襲来します。プレイヤーは特殊遊撃隊ストームの一員として、地球を守るため命がけで戦い続けます。

その中で、連合地球軍は多国籍の規模を誇る軍事組織であり、陸戦部隊から空軍、戦略情報部までもが存在します。また、主要なキャラクターにはストーム1（主人公）や指揮官、本部のオペレーター等、多様な役割のキャラクターが登場します。

多彩な武器と敵

『地球防衛軍3』では、プレイヤーは様々な武器を持ち、フォーリナーとの戦闘に挑みます。アサルトライフルやスナイパーライフルから特殊兵器まで、多種多様な武器が用意され、いかに効果的に敵を倒すかが攻略の鍵を握ります。敵もまた、巨大な生物や宇宙怪獣、ロボット兵器など、非常に多様であり、戦闘の戦略を多彩に展開できます。

本作はその独自のシステムと魅力的なキャラクターたち、そして緊迫した戦場体験によって、多くのファンの支持を集め続けています。笑いあり、熱い戦闘ありの中で、プレイヤーは地球防衛軍の一員として、自らの運命を切り拓いていきます。

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