地蔵寺 (長春市)

地蔵寺

地蔵寺（じぞうじ）は、中華人民共和国吉林省長春市南関区に位置する仏教寺院です。

歴史

地蔵寺の歴史は、1926年に祖円法師によって建立されたことに始まります。その後、1937年に現在の場所に移転し、その際に記念碑が建立されました。翌年の1938年旧暦7月30日には、再建工事が完了し、盛大な開光式が執り行われました。

中華人民共和国成立後も、地蔵寺は政府の保護を受けています。1956年と1964年には、政府がお寺の修理費用を支援しました。1983年には、中華人民共和国国務院によって漢族地区仏教全国重点寺院に認定され、その重要性が認められました。さらに、2002年には長春市重要文物保護単位に指定されています。

伽藍

地蔵寺の境内には、以下の主要な建物が配置されています。

山門: 寺院の正面に位置し、参拝者を迎える門。
天王殿: 四天王像が安置され、魔除けの役割を担う。
大雄宝殿（本堂）: 本尊が安置され、寺院の中心となる建物。
地蔵殿: 地蔵菩薩が祀られ、人々の苦しみを救済する。
* 蔵経閣: 経典が収蔵され、仏教の研究が行われる。

これらの建物は、伝統的な中国仏教寺院の様式を色濃く残しており、歴史的、文化的価値が高いと評価されています。

住職

現在の住職は、釈安宏が務めています。

地蔵寺は、長春市における重要な仏教寺院として、地域住民の信仰の拠り所となっています。また、その美しい伽藍は、多くの観光客を魅了し、長春市の観光名所の一つとなっています。

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