坂井陽翔

坂井 陽翔（さかい はると）

坂井陽翔は、2005年4月5日に兵庫県加古川市で生まれたプロ野球選手で、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスに所属しています。投手としての高い実力を誇る右投右打の選手です。

経歴

プロ入り前

幼少期から野球に親しんだ坂井は、小学校2年生の頃に『HIOKAパワーズ』で野球を始めました。初めは外野手としてプレーしていましたが、中学校では硬式野球の『播磨ボーイズ』に入団し、外野手兼投手として活動しました。このとき、投手としては3 - 4番手の存在でした。

滝川第二高校に進学後、坂井は本格的に投手に転向しました。1年生の夏には背番号20を背負い、ベンチ入りを果たします。その後、1年秋からエースの座を獲得し、注目を集めました。入学時点では最速129km/hの球速でしたが、トレーニングにより149km/hまで到達。また、3年春には県大会準優勝、3年夏には準決勝進出を果たしましたが、甲子園には出場できませんでした。

2023年10月26日に行われたドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスから2位指名を受け、2023年11月11日に契約を結びました。契約金は6000万円、年俸は600万円という内容です。背番号は53に決まりました。

選手としての特徴

坂井は、高身長186cmから投げ下ろすスピンの効いたストレートが最大の武器です。本人もそのスピードと角度に自信を持っており、高校時代の最速は149km/hでした。多彩な変化球も持ち合わせており、特に自信をもっているのはカットボールです。その他にも、スライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップなど、多様な球種を巧みに操ります。松井秀喜選手に憧れてのプレーもあり、強打者としての才能も示しています。

人物・エピソード

坂井は、幼馴染の田村武琉の影響で野球を始めました。小学校から高校まで共に成長し、バッテリーを組むこともありました。ドラフト指名の際、田村は坂井に花束を贈るとともに、深い感動を示しました。「小・中の頃、彼がなかなかピッチャーとしてのチャンスがなかったのを知っているので、本当に嬉しい」と語りました。坂井も田村の存在を大切に思い、彼の支えがあったからこそ今の自分があると感謝しています。

詳細情報

初記録

坂井は2024年10月6日、オリックス・バファローズとの試合でプロ初登板を果たしました。この試合では、5回表に2番手として登板し、1回無失点で切り抜けました。これが彼のプロ生活のスタートを飾る試合となりました。

坂井陽翔は今後の成長が期待される若手投手であり、プロの舞台でどのような活躍を見せるのか、ファンからの注目が集まっています。

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