坂戸市立北坂戸中学校

坂戸市立北坂戸中学校の歴史と概要

坂戸市立北坂戸中学校は、埼玉県坂戸市末広町に位置した公立中学校で、1976年に設立されました。設立当初、北坂戸団地の建設に伴い、市内で4番目の中学校として開校し、一時は在籍生徒数が1000人を超える賑わいを見せていました。しかし、次第に生徒数の減少が進み、閉校前にはピーク時の半分以下となっていました。

この学校は、教育目標として「勉強と部活で心と頭と体を鍛える生徒の育成」を掲げ、地域社会に向けて「規律ある、きれいな、希望が湧く学校」としての姿を目指していました。

沿革

• - 1976年4月8日: 校が開校し、開校式が行われました。
• - 1977年3月15日: 校章、校歌、校旗が制定され、同年11月28日にこれらが発表されました。この日を開校記念日と定めました。
• - 1984年4月1日: 学校の全校生徒数が1000人を突破。特に1985年4月には1116人に達しました。
• - 1986年4月1日: 坂戸市立泉中学校の開校に伴い、通学区が変更され、2・3年生の308人が転校しました。
• - 1995年11月18日: 開校20周年を祝う式典が行われ、記念誌が発行されました。
• - 2005年11月25日: 開校30周年を迎え、また式典が挙行されました。
• - 2011年3月: 坂戸市立泉中学校と統合し、坂戸市立桜中学校に改組され、これにより閉校しました。

年間行事と部活動

学校は、年間を通じて様々な行事を開催していました。4月には入学式や対面式、5月には離任式、一学期中間テストが行われ、6月には校外学習や入間北部大会が行われました。体育祭や修学旅行など、季節ごとに多彩な行事が用意されていました。

また、部活動も非常に活発で、野球、ソフトボール、バレーボール、陸上、テニス、卓球、サッカー、剣道、美術、新体操など、多岐にわたる選択肢がありました。ただし、サッカー部は部員減少により一時休部となりました。

通学区域と交通アクセス

通学区域には、末広町や伊豆の山町、薬師町、芦山町、片柳、上吉田、粟生田、坂戸などの地域がありました。交通アクセスは主に東武東上線北坂戸駅から徒歩5分という好立地にあり、多くの生徒が通学していました。

閉校後の状況

閉校後の校舎はしばらくそのまま残されていましたが、後にその跡地は住宅や公園に転用され、2016年にはベルク北坂戸店やドラッグセイムス北坂戸店もオープンしました。また、北坂戸かけはし公園には校歌碑が設置され、地域の人々に親しまれています。

坂戸市立北坂戸中学校は、その歴史を通じて地域に根ざし、多くの生徒たちに思い出深い教育の場を提供してきました。

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