坂東八十助

坂東八十助（ばんどう やそすけ）は、歌舞伎役者の名跡であり、屋号は大和屋です。定紋は三ツ大（みつだい）、替紋は花勝見（はなかつみ）を用いています。

以下に、各世代の坂東八十助について解説します。

初代 坂東八十助

五代目森田勘彌の子として生まれ、1759年から1811年まで活躍しました。後に八代目森田勘彌を襲名しています。

1759年 - 1811年
五代目森田勘彌の子
初代坂東八十助 → 八代目森田勘彌

坂東八十助（九代目森田勘彌）

初代の子で、生没年は不明です。九代目森田勘彌が養子に十代目を譲った後の引退名として名跡を名乗りました。代々には数えられません。

生没年不明
初代の子
森田又吉 → 九代目森田勘彌 → 坂東八十助

二代目 坂東八十助

十二代目守田勘彌の長男として生まれ、1882年から1961年まで活躍しました。後に七代目坂東三津五郎を襲名しています。

1882年 - 1961年
十二代目守田勘彌の長男
二代目坂東八十助 → 七代目坂東三津五郎

三代目 坂東八十助

二代目の養子として迎えられ、1906年から1975年まで活躍しました。実父は不明です。後に六代目坂東蓑助、八代目坂東三津五郎を襲名しています。

1906年 - 1975年
二代目の養子
三代目坂東八十助 → 六代目坂東蓑助 → 八代目坂東三津五郎

四代目 坂東八十助

三代目の婿養子として迎えられ、1929年から1999年まで活躍しました。実父は三代目坂東秀調です。後に七代目坂東蓑助、九代目坂東三津五郎を襲名しています。

1929年 - 1999年
三代目の婿養子、実父は三代目坂東秀調
坂東光伸 → 四代目坂東八十助 → 七代目坂東蓑助 → 九代目坂東三津五郎

五代目 坂東八十助

四代目の長男として生まれ、1956年から2015年まで活躍しました。後に十代目坂東三津五郎を襲名しています。

1956年 - 2015年
四代目の長男
五代目坂東八十助 → 十代目坂東三津五郎

このように、坂東八十助の名跡は、歌舞伎界において重要な役割を果たし、多くの名優たちがこの名跡を継承してきました。各世代の役者たちは、それぞれの時代で独自の才能を発揮し、歌舞伎の発展に貢献しました。

もう一度検索