坂梨由芽

坂梨 由芽

日本の女優、スタントウーマン、そしてスーツアクターとして、幅広い活動を展開する人物です。1994年8月3日に広島県で生まれ、現在はジャパンアクションエンタープライズ（JAE）に所属し、主にアクションやスタント、特撮作品におけるキャラクターのスーツアクトを中心に活躍しています。

人物

趣味や特技は多岐にわたり、特にダンス、バイオリン演奏、そしてスキューバダイビングを挙げています。これらの特技は、身体能力や芸術性を要する彼女の仕事にも通じる要素と言えるでしょう。

主な活動と出演

坂梨由芽のキャリアの中心は、アクションが求められる分野、特に特撮作品におけるスーツアクターとしての活動にあります。ジャパンアクションエンタープライズ所属として、数多くの人気シリーズに貢献しています。

特撮テレビドラマ

長年にわたり、「仮面ライダーシリーズ」と「スーパー戦隊シリーズ」の両シリーズに継続的に参加しています。2015年の『仮面ライダーゴースト』以降、途切れることなく毎年放送されるシリーズ作品に出演。スーパー戦隊シリーズも、『動物戦隊ジュウオウジャー』から最新作まで、多数の作品に関わっています。

特に近年は、主要なキャラクターのスーツアクターを務めることも増えています。

『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』（2022年 - 2023年）では、第43話に登場するオニシスターの未来の姿を担当。
『王様戦隊キングオージャー』（2023年 - 2024年）では、カマキリオージャーのスーツアクターを務め、そのユニークなキャラクター性をアクションで表現しました。
* 『爆上戦隊ブンブンジャー』（2024年 - 2025年）では、ブンピンクのメインスーツアクターを担当しています。

映画

「仮面ライダーシリーズ」および「スーパー戦隊シリーズ」の劇場版作品にも多数出演しています。これらの作品では、テレビシリーズと同様にスタントやスーツアクターとしてアクションシーンを支えています。特に、『仮面ライダー電王 プリティ電王とうじょう!』（2020年）では、タイトルキャラクターである仮面ライダープリティ電王のスーツアクターを務めました。

特撮作品以外では、『大コメ騒動』（2021年）や『夕方のおともだち』（2022年）といった一般映画にも参加しています。

配信ドラマ・オリジナルビデオ

テレビシリーズの派生作品やVシネマ作品にも積極的に参加しています。「スーパー戦隊シリーズ」のスピンオフ配信ドラマ『ヨドンナ』（2021年）およびその続編『ヨドンナ2』では、キーキャラクターであるヨドンナのスーツアクターを務め、話題となりました。その他、「仮面ライダーシリーズ」「スーパー戦隊シリーズ」のオリジナルビデオ作品にも多数出演しています。

テレビドラマ・その他

特撮作品以外にも、テレビドラマへの出演経験があります。『世にも奇妙な物語 秋の特別編「ずっとトモダチ」』（2016年）では女子高生の吹き替えを担当。『視覚探偵 日暮旅人』（2017年）でも吹き替えとして参加しています。『テッパチ!』（2022年）にも出演しました。また、テレビ番組『珍種目No.1は誰だ!? ピラミッド・ダービー』（2017年）にも出演しています。

舞台・ヒーローショー

ジャパンアクションエンタープライズ所属俳優として、シアターGロッソで開催されるスーパー戦隊シリーズのヒーローショーにも定期的に出演しています。ここでは、テレビシリーズで演じたキャラクターを含む、主要なキャラクターのスーツアクターを務めることが多いです。『動物戦隊ジュウオウジャー』以降の多くのショーに参加し、『宇宙戦隊キュウレンジャー』ではカメレオングリーン、『魔進戦隊キラメイジャー』ではキラメイグリーン、『機界戦隊ゼンカイジャー』ではマジーヌ、『爆上戦隊ブンブンジャー』ではブンピンクを担当するなど、舞台上でもキャラクターに命を吹き込んでいます。

アクション、スタント、そしてキャラクターに扮して演技するスーツアクターとして、日本のエンターテインメント界、特にアクションや特撮の分野で重要な役割を果たしています。その身体能力と表現力で、今後も様々な作品に貢献していくことが期待されます。

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