坂田精二郎

坂田 精二郎

坂田 精二郎（さかた せいじろう、1974年7月30日生まれ）は、大阪府吹田市出身の元プロ野球選手であり、現在は学生野球の指導者です。右投左打の捕手として活躍し、特に社会人野球においてその名を馳せました。

来歴

彼は、豊中シニアを経て島根県の淞南学園高等学校に進学しました。高校時代には甲子園には出場できませんでしたが、最終学年では主将を務めました。卒業後、立正大学に進学し、野球部の一員として活躍を続けました。大学では東都大学野球1部リーグに所属し、通算32試合に出場。打率は0.280を記録し、3本塁打、14打点を挙げました。

卒業後、社会人野球の強豪シダックスに加入し、約10年間正捕手としてプレーをし続けました。彼の活躍により、都市対抗野球大会には8回出場し、1999年の社会人野球日本選手権大会ではシダックスの初優勝に大きく貢献しました。2006年にはシダックスが廃部となったため、セガサミーに移籍し、引き続き活躍し続けました。

選手としての業績

セガサミーに移籍後、坂田は正捕手としてチームを牽引し、元監督である野村克也から受けた教えを活かしながら若手投手を育成しました。2007年には第78回都市対抗野球大会に出場し、チーム初の出場を果たしました。彼は2010年に引退するまで、セガサミーでその存在感を示し続けました。

指導者としてのキャリア

現役引退後、坂田は立正大学野球部のコーチに就任し、2013年には監督に昇格しました。彼の指導の下、チームは2017年に東都二部優勝、さらに2018年には18季ぶりに一部に昇格することができました。この成果は、彼の優れた指導力の証と言えるでしょう。その後、同年の秋季リーグでは駒澤大学を相手に圧倒的勝利を収め、明治神宮野球大会では9年ぶりに優勝に導く活躍も見せました。

一方で、2021年には部員に対するハラスメントが問題視され、大学のハラスメント防止対策委員会によりけん責処分が下されました。その結果、坂田は2022年3月に監督を退任し、同年4月からは松本国際高等学校硬式野球部の監督として新たな挑戦をスタートさせました。

日本代表キャリア

坂田は2004年に第22回ハーレムベースボールウィークの日本代表としても活動するなど、国内外での実績を積んでいます。

主な表彰・タイトル

• - 第68回都市対抗野球若獅子賞（1997年）
• - 第51回JABA京都大会最優秀選手賞（1999年）

坂田精二郎のキャリアは、選手としての実績と指導者としての成長を合わせ持っています。彼の野球に対する情熱は今も変わらず、後進の育成に力を注いでいます。

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