城北埼玉中学・高等学校

城北埼玉中学・高等学校の概要と特徴

城北埼玉中学・高等学校は、埼玉県川越市古市場に位置する私立の男子中学・高等学校で、中高一貫教育を提供しています。1970年代、当時の城北中学校・高等学校の校長であった近藤薫明氏の構想に基づき、1980年に開校しました。埼玉県の有数な男子進学校として知られ、「着実・勤勉・自主」を校訓に掲げ、基礎的な学力の向上に重きを置いた授業を展開しています。特に、3年次には受験対策として合宿が行われ、実践的な学びを通じて生徒の能力を高めています。

教育課程

城北埼玉高校には、中学校から内部進学した「中入生」と外部から進学した「高入生」がいて、3年生から混合クラスが編成されます。2020年度より新設されたフロンティアコースでは、初年度から内部外部の生徒が同じクラスで学ぶ形式を取り入れ、実践的なフィールドワークやプロジェクト型学習を重視しています。

また、高校の本科コースでは、2年生から文系と理系に分かれ、3年生ではさらに細かいクラス分けが行われます。このように、各学年で成績優秀な生徒を集めた選抜クラスや特進クラスも設けられています。

沿革および校の発展

1979年には、城北学園理事長兼校長の近藤薫明が新しい高校の設立計画を発表し、同年には農地転用許可を申請。1980年に正式開校し、その後数十年にわたり校舎や施設の充実を図ってきました。特に、1992年には全館に冷暖房設備を完備し、2002年には中学校も開校しました。

特徴的な教育環境

この学校は週5日制を採用していない点も特徴です。また、毎授業前には「静座」と呼ばれる精神統一の時間を設け、生徒たちに集中力を養わせています。制服は黒の詰襟で、学年によってボタンの色が異なるなど、細かい工夫がなされています。

行事と部活動

学校生活では、様々な年間行事や文化祭、体育祭が行われ、特に文化祭は「欅祭」として多くの出展者により盛況を博しています。部活動は40を超える種類があり、運動部では野球部やサッカー部が活発に活動しているほか、文化部でも囲碁・将棋部や吹奏楽部などが活躍しています。

アクセスと著名な出身者

城北埼玉中学・高等学校は、JR川越線の南古谷駅からのスクールバスでアクセスできる便利な立地にあります。著名な卒業生には、弁護士の八代英輝や作家の須藤靖貴など、多くのジャンルで活躍する人々がいます。

多彩な教育環境を通じて、生徒たちは学問だけでなく、人間としての成長も期待されています。

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