城山堅

城山堅（しろやま けん）

日本の声優・俳優である城山堅は、1932年10月3日に北海道で生まれました。彼は劇団七曜会に参加した1946年から、約70年間にわたって声優と俳優として活動してきました。最初の芸名は城山知馨夫で、現在はぷろだくしょんバオバブに所属しています。

経歴

城山は北海道留萌高等学校を卒業後、早稲田大学第一文学部に入学しましたが中退します。彼の俳優としてのキャリアは劇団七曜会に加入した1946年から始まり、その後1963年の解散まで活動を続けました。解散後はフリーランスとして活動し、1965年に劇団現代人を創設。その後、同人舎プロダクションや江崎プロダクション、オフィス央を経て、最終的にぷろだくしょんバオバブに所属することになりました。

特技と活動

声種はテノールからバリトンにかけて幅広く、特に老人役として知られる彼は、テレビアニメや吹き替え、演劇でも数多くの役を演じました。彼は演劇にも力を入れ、加藤精三と共に「語りの会『わこうだ』」を運営し、多様な演劇に挑戦してきました。また、宮沢賢治の童話を語る演劇サークル「ポランの会」を主催し、新しい才能の育成にも力を入れています。趣味としてスキーが好きで、晩年にも活躍しています。

出演作品

テレビアニメ

城山の魅力は多くの人気アニメに反映されています。1970年代には「巨人の星」や「あしたのジョー」、1971年の「ゴルゴ13」、1980年代には「無敵ロボ トライダーG7」や「ルパン三世 PARTIII」など、数々の名作に出演しました。1990年代にも「幽☆遊☆白書」や「名探偵コナン」といった人気作品に関与し、特に2000年以降もその活動は衰えず、ドラえもんやNARUTOなど現代のアニメにも登場しています。

劇場アニメとOVA

彼は「フランダースの犬」や「スプリガン」などの劇場用アニメにも数多く出演し、OVAでも存在感を発揮しました。特に「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」シリーズでは、重要なキャラクターの声を担当しています。

吹き替え

映画においても、彼の声は多くのキャラクターに命を吹き込んできました。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「エルム街の悪夢」シリーズや「スター・ウォーズ」シリーズなど、著名な作品にも登場し、実績を残しています。

人物像

城山はその技術において高い評価を受けており、さまざまなメディアで活躍し続けています。彼の声は淡々としている一方で、情感豊かな表現力を持ち、多義的なキャラクターを演じることができるため、多くのファンから愛されています。

最後に

日本のエンターテインメントの世界で、彼の存在は多大なる影響を与えています。声優という仕事に対する情熱は深く、取り組み方は若手声優たちにとっても素晴らしい見本となっています。これからも彼のさらなる活躍が期待されます。

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