埼玉県環境科学国際センター

埼玉県環境科学国際センターの概要と歴史

埼玉県環境科学国際センターは、埼玉県加須市上種足に位置する環境学習と研究の拠点です。この施設は、環境問題に関する情報提供や学習の機会を多様に提供し、地域の環境意識の向上を目指しています。また、埼玉大学との連携大学院としても機能しており、学術研究の場ともなっています。

概要

2000年4月、旧騎西町にオープンしたこのセンターは、敷地面積約4ヘクタールを有し、さまざまな環境学習の場を提供しています。特に、小中学生向けのプログラムが多く、藍染体験など地元の自然や文化に触れることができます。また、隣接する公園部分には、種足ふれあいの森や自然観察園があり、自然環境の観察や体験ができる場となっています。

歴史

埼玉県環境科学国際センターの前身は、1953年に設立された埼玉県衛生研究所です。公害問題が深刻化する中で、1964年に「埼玉県公害防止条例」が制定され、その後も研究と対策が強化されました。1970年には埼玉県公害センターが設立され、1999年には旧センターの全機能が新しい環境科学国際センターへ移転することになります。2000年4月に開所したセンターは、公害問題に関する研究のみならず、地球温暖化など多様化する環境問題に対応するため、専門的な科学研究を行う場として重要な役割を果たしています。

センターは、さまざまなイベントや展示を行い、地域の人々に環境問題への関心を高める機会を提供しています。特に、学校との連携を強化し、多くの学生たちが訪問して学ぶ場となっています。

開館情報

埼玉県環境科学国際センターの開館日は、月曜日を除いているものの、祝日や特定の月曜日は公開されています。開館時間は午前9時30分から午後4時30分までで、入館は午後4時までとなっています。

アクセス

交通の便も良く、鴻巣駅からは朝日バスを利用し約15分で到着可能です。また、加須駅からもアクセスしやすく、多くの訪問者が利用しています。

このセンターは、地域に根ざした環境学習と研究の場として、持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たし続けています。

もう一度検索