埼玉県立大宮東高等学校

埼玉県立大宮東高等学校の概要

埼玉県立大宮東高等学校は、埼玉県さいたま市見沼区に位置する高等学校です。1980年に設立されたこの学校は、普通科と体育科の2つの学科を擁し、特色ある教育を展開しています。普通科は2年次から文系と理系に分かれ、3年次には理系がさらに理系Iと理系IIに分かれます。一方で、体育科では専門的な体育の授業が行われており、1・2年次は全員が共通のカリキュラムを受け、3年次に文系・理系に分かれます。

また、運動部活動の活性化もこの学校の大きな特徴です。広々とした運動施設として、2つの体育館や野球専用のグラウンド、さらに50メートルプールが完備されており、運動を通じて生徒たちの成長を促しています。生徒の数は男子が約600人、女子が約300人と、男子が多い構成です。

教育目標

大宮東高等学校の教育目標は、人間尊重の精神に基づき、学問を尊重し、正義と真理を追求する人物の育成です。生徒が豊かな心を持ち、心身ともに健康な人間に成長することを目指し、世界の平和と人類の福祉に貢献できる人材の育成に力を入れています。

環境

学校周辺は大きな商業施設は少なく、緑豊かで穏やかな雰囲気があります。これにより、生徒たちがリラックスできる学びや体験を提供しています。

制服

生徒の制服はデザインがシンプルで、女子は紺色のブレザーと灰色のスカートを着用します。冬服として希望者にはスラックスの選択肢も用意され、一方男子は紺色の学ランです。夏は男女ともに白のポロシャツを着用し、学校指定の紺色セーターやベストの着用も可能です。

進路状況

平成27年3月の卒業生の進路を見ると、約40％が大学に進学し、33％が専門学校へ進む中、14％が就職を選択しています。大学進学者の割合は毎年3割から4割となっており、多様な進路選択がなされています。

部活動

大宮東高等学校では、特に体育科に力を入れており、多くの運動部がインターハイや国体に出場しています。サッカー部や野球部はその代表例です。サッカー部は過去にインターハイで準優勝を獲得し、野球部は甲子園にも出場した実績があります。その他の運動部としては、体操部や水泳部も多くの大会でさまざまな成績を残しています。

一方で、文化部にも活動があります。吹奏楽部は部員数の減少に悩み、コンクールへの出場が難しい状況ですが、作品を通じた自己表現を大切にしています。

著名な出身者

本校の卒業生には、プロサッカー選手やプロ野球選手、さらに芸能人も名を連ねています。例えば、サッカー界では元浦和レッズの選手やプロ野球関係者、バドミントンではリオデジャネイロオリンピックの選手もいます。多彩な分野で活躍する卒業生がいることは、本校の教育が多様性と適応力を育んでいることの証明です。

交通アクセス

大宮駅からのアクセスは良好で、東武バスや国際興業バスを利用することで、スムーズに通学できます。最寄りの東武野田線の七里駅からも徒歩圏内に位置しており、利便性は高いです。

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