埼玉県立川口北高等学校

埼玉県立川口北高等学校の概要

埼玉県立川口北高等学校は、埼玉県川口市木曽呂に位置する県立の高等学校です。他の県立高校と同様に2学期制を採用し、55分の授業を6時間行うカリキュラムを設けています。また、2018年からは年間において原則隔週で土曜日も授業が実施されており、これにより生徒は年間およそ15日の授業を受けることが可能です。

この学校では、1年次と2年次に全ての生徒が同じ科目を学び、3年次に文系と理系に分かれるシステムを取っています。生徒数は男子608名、女子466名の計1074名で、やや男子が多い傾向にあります。

沿革

この学校は1974年4月に全日制の男女共学校として開校しました。教育環境の整備にも力を入れており、第2グラウンドやプール、弓道場などの施設が完備されています。その他にも、ジョギングコースが校内に設置され、生徒たちの健康促進にも寄与しています。さらに、国際理解教育の推進校として、オーストラリアのフランクストン高校との交流プログラムや、ALT（外国語指導助手）の配置、留学生の受け入れと派遣を行っており、国際的な視野を持った人材の育成を目指しています。

学科と教育目標

学校は普通科を設けており、教育目標としては「自分自身の個性を育み、自我を確立し、他者の自由も尊重した上で協力し合う人材の育成」を掲げています。これにより、児童たちは地域社会や国際社会で有用な存在になることを期待されています。

制服

制服は男子が黒の学ランで、女子は紺のブレザーを着用します。装飾を極力排したシンプルなデザインが特徴です。

学校行事

様々な学校行事が実施されています。球技大会や、林間学校（1年生）・修学旅行（2年生）・HR合宿（3年生）、北高祭（文化祭）、体育祭、マラソン大会、さらにはかるた大会（1年生）、駅伝大会など、体育的なイベントが盛んに行われています。特に注目すべきはマラソン大会で、例年11月には全学年が参加し、2020年以降は埼玉スタジアム周辺で行われるようになりました。また、駅伝大会は1・2年生が参加し、各クラスから男女それぞれ2チームが出場しています。

部活動

部活動も非常に活発で、運動系の部だけでも15の種目があり、野球部は存在しませんが男子バスケットボール部が県予選を初制覇し、全国大会に出場した実績もあります。男子ハンドボール部も強豪として知られ、全国大会や関東大会に多く出場しています。文化部も充実しており、演劇や音楽、茶道など13のクラブがあります。さらに、同好会として国際交流や写真、数学研究、ハンドメイドの活動も行っています。

周辺環境と交通

学校周辺には埼玉学園大学や川口短期大学、埼玉協同病院があります。通学方法としては自転車が多いですが、バスやJR武蔵野線を利用することも可能です。「埼玉協同病院入口」バス停が最寄りとなり、徒歩でのアクセスもあります。通学環境が良好なことも、生徒の生活を支える要素となっています。

このように、埼玉県立川口北高等学校は充実した教育体制と多様な活動により、生徒が自立し成長できる環境を提供しています。

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