埼玉県立熊谷西高等学校

埼玉県立熊谷西高等学校の概要

埼玉県立熊谷西高等学校、通称熊西は、埼玉県熊谷市に位置する公立の共学校です。JR籠原駅からおおよそ1.2km、徒歩約20分の距離にあり、周囲は広々とした田園風景が広がっていて、落ち着いた環境が魅力となっています。

校歌と制服

校歌は初代校長が作詞したものであり、学校の歴史を物語っています。生徒たちは学年ごとに異なる色のネクタイを着用し、赤、青、緑の3色がルールとなっています。以前は、緑色の代わりに黄土色のネクタイが使われていました。

制服は明るめの紺色のブレザーで構成されており、女子生徒は同色のボックスプリーツスカートを着用しています。男子生徒も同様にシンプルなズボンに各学年のネクタイを合わせています。一部の生徒からは、女子の制服がアニメのキャラクター「名探偵コナン」の蘭姉ちゃんに似ているとの声も上がっていました。

しかし、2020年度の入学生からは制服が改訂され、ほぼ黒に近い紺色のデザインに変更され、女子スカートのひだも増加し白いラインを加えられました。新たにリボンやスラックスも選択肢に加わり、公立の学校としてはおしゃれな印象を与えています。この制服の刷新により、新しい学年の男女比が逆転する現象も見られました。

学科と沿革

熊谷西高等学校は全日制普通科と全日制理数科の2つの学科を提供しており、これにより多様な進路に対応しています。学校は1975年に設立され、1985年には10周年を迎えるなど、着実に成長してきました。また、1992年には理数科が設置され、2005年にはニュージーランドの学校との姉妹校提携も締結されました。

学校生活と行事

授業は55分×6コマで、月曜日の4～6限については50分となっている変則的な時間割です。この方式のおかげで、実質的には33単位分の授業時間を確保しています。以前は65分×5コマの授業スタイルでしたが、2011年度から現在の形式に変更されました。

学校行事の一環として、球技大会が年2回行われており、さまざまな競技が学生たちに提供されています。理数科の生徒による臨海実習もあり、夏休みを利用して千葉県で生物や地学の実験を行います。

また、毎年開催される西高祭（文化祭）では、学生たちがアトラクションや食品、パフォーマンスを披露し、地域の人々も参加します。持久走大会や百人一首大会といった他のイベントも行われ、活気ある学校生活が展開されています。

著名な出身者

熊谷西高等学校からは、シンガーソングライターの馬場俊英さんや、お笑いタレントのアキラ100%さんなど、著名な人物が輩出されています。

このように、埼玉県立熊谷西高等学校は、個性的な校風と充実した学校生活が魅力の学校として、地元の教育界でも一目置かれる存在です。

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