埼玉県立熊谷農業高等学校

埼玉県立熊谷農業高等学校の概要

埼玉県立熊谷農業高等学校（略称：熊農）は、埼玉県熊谷市大原に位置する公立の農業高等学校です。1902年に設立されたこの学校は、長い歴史を有しており、農業に関連する多様な学科を提供しています。

設置学科

熊谷農業高等学校では、全日制の様々な学科が設けられています。具体的には、以下の学科があります：

• - 生物生産技術科
• - 生物生産工学科
• - 食品科学科
• - 生活技術科

これらの学科は、農業に必要な知識や技術を学生に提供し、実践的な学習を通じて農業に関する専門技能を身につけることを目指しています。

沿革

熊谷農業高等学校の歴史は1902年にさかのぼります。以下は主な沿革についての年表です。

• - 1902年6月: 前身の埼玉県立甲種熊谷農学校が設立。
• - 1903年3月: 校名を埼玉県立熊谷農学校に改称。
• - 1947年4月: 学制改革により、埼玉県立熊谷農業高等学校に改組。
• - 1952年1月: 創立50周年を迎える。
• - 1953年9月: 文部省による産業教育研究指定校に認定。
• - 1963年5月: 創立60周年を迎える。
• - 1970年5月: 生徒指導研究指定校に認定。
• - 1973年6月: 創立70周年を迎える。
• - 1982年11月: 創立80周年を迎える。
• - 1992年11月: 創立90周年を迎える。
• - 1994年12月: 大韓民国の光州農業高等学校との姉妹校提携。
• - 1995年4月: 食品化学科を食品科学科に改称。

交通アクセス

熊谷農業高等学校へのアクセスは、熊谷駅から徒歩30分となっており、バス路線も利用可能です。朝日バスを利用する場合は、熊谷駅から様々な経路でアクセスでき、気象台入口または西箱田停留所で下車後、徒歩10分程度で到着します。

特徴的なイベントと活動

この学校では、毎年4月の第4週土曜日に「グリーンフェスティバル」を開催し、生徒が育てた農産物を販売しています。地域の住民にも広く開放され、多くの主婦が訪れ、購入する姿が見られます。

また、生物生産工学科の学生は、毎年8月下旬から9月上旬にかけて宮内庁へ「鈴虫献上」を行っており、これは全国で熊谷農業高校のみが実施している特別な活動です。

部活動も盛んで、弓道部や写真部、書道部などが優れた成果を上げています。

姉妹校

学校は、大韓民国の光州農業高等学校と姉妹校提携を結んでおり、国際交流の土台を築いています。

著名な出身者

熊谷農業高等学校には、多くの著名な出身者もいます。その中には、元プロ野球選手の橋本敬司氏、元上尾市長の荒井松司氏、早稲田大学の名誉教授である石井博氏、元桶川市長の岩崎正男氏、そして叙勲を受けた竜前三郎氏が含まれています。

このように、埼玉県立熊谷農業高等学校はその豊かな歴史と特色あるカリキュラムにより、農業の未来を担う有能な人材を育成しています。

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