埼玉県第2区 (中選挙区)
埼玉県第2区の概要
埼玉県第2区（さいたまけんだい2く）は、1947年に設けられ、1993年まで存在した衆議院の選挙区です。設置当初から多くの選挙を通じて地域住民の代表を選出していましたが、時代の変化とともに定数が何度か変更されました。最終的には1992年の公職選挙法改正により定数が5となり、1993年に廃止されるまで存在し続けました。
選挙区の区域
この区は、当初の区域が次第に変化しながらも、以下の自治体を含んでいました。
これらの地域は、当時の埼玉県第7区、第8区、第9区、第10区に相当します。1947年から1950年にかけては定数3でスタートし、その後数回の公職選挙法の改正を経て、1986年に定数が4、1992年には定数5に増加しました。
選挙結果の推移
埼玉県第2区では数回にわたる選挙が行われ、投票率や有権者数が変動していました。特に重要な選挙結果を以下に示します。
- - 第35回（1993年）
- 投票日：7月18日
- 当日有権者数：1,281,477人
- 最終投票率：60.30%（前回比：7.47ポイント）
- - 第30回（1990年）
- 投票日：2月18日
- 当日有権者数：1,164,876人
- 最終投票率：67.77%（前回比：3.42ポイント）
- - 第29回（1986年）
- 投票日：7月6日
- 当日有権者数：1,029,411人
- 最終投票率：64.35%（前回比：2.57ポイント）
選挙の結果は、地域住民の関心や政治的な動きも反映しており、投票率も毎回一定の変動がありました。特に70%を超える高い投票率が見られることもあり、その背景には政治への関心が高かったことがうかがえます。
廃止とその影響
1993年の公職選挙法改正により、埼玉県第2区は他の選挙区に統合され、正式に廃止されました。この廃止は地域選挙区の再編成の一環として行われ、選挙区の大きさや住民の生活環境の変化に対応するための措置でした。この結果、埼玉県内の選挙区構成が変わり、新たな選挙区が設立されました。
埼玉県第2区の歴史は、地域の政治の変遷や市民意識の変化を示す一つの例であり、今後もその影響は埼玉県の政治に深く関わっていくことでしょう。
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