埼玉県道160号川越北環状線

埼玉県道160号川越北環状線

埼玉県道160号川越北環状線は、川越市脇田新町から今成を経由し、福田に至る全長約5.5kmの一般県道です。川越市中心部を取り巻く環状道路計画の西半分を構成し、国道16号と接続して半環状道路として機能しています。また、国道254号を経由して首都圏中央連絡自動車道（圏央道）川島インターチェンジへのアクセス道路としての役割も担っています。

概要

この道路は、都市計画道路として1962年（昭和37年）に最初の決定がなされ、1989年（平成元年）に最終決定されました。当初は2010年に全線開通予定でしたが、様々な要因により遅延しました。

歴史

1992年度から用地買収が開始され、1995年度から本格的な事業が始まりました。2008年3月には川越市道（星野学園中学校・高等学校脇）から埼玉県道256号片柳川越線までの区間が、2009年5月には片柳川越線から国道254号に至る区間がそれぞれ4車線で開通しました。

全線開通までの道のり

埼玉県道15号川越日高線（今成交差点）から市道（今成2丁目交差点）までの区間は、JR川越線と東武東上線が交差するため、高架化または地下道化のいずれかの方法で整備する必要がありました。しかし、地下水脈の問題や国庫補助の状況から、最終的に高架化が選択されました。この高架部分は約620mに及び、沿道住民が利用できる側道も設けられる計画です。一部地権者の反対により用地買収が難航した時期もありましたが、確保できた用地から順次工事が進められ、2019年3月24日に全線開通に至りました。

今後の計画

小室交差点から脇田新町交差点までの区間についても、4車線化する計画があります。

路線データ

起点: 川越市福田 福田交差点（国道254号交点）
終点: 川越市脇田新町 脇田新町交差点（国道16号交点）
支線: 川越市小室 小室交差点（本線分離） - 川越市今成 今成交差点（埼玉県道15号川越日高線交点）
開通日:
寺山交差点 - 福田交差点：2009年5月14日
今成2丁目交差点 - 今成交差点間：2019年3月24日

交通規制

駐停車禁止（全区間）
最高速度40 km/h（福田交差点 - 小室交差点）
追い越しのための右側はみだし禁止（福田交差点 - 上野田町付近（名称なし交差点））

接続する道路

国道16号
国道254号
埼玉県道15号川越日高線
埼玉県道256号片柳川越線

沿線の主な施設

川越自動車学校
川越市立野田中学校
川越西郵便局
川越市立泉小学校
星野学園中学校・星野高等学校
* 寺山運動公園

まとめ

埼玉県道160号川越北環状線は、川越市の都市交通において重要な役割を担う道路です。全線開通により、市内の交通渋滞緩和や、圏央道へのアクセス向上に貢献しています。今後の4車線化計画により、更なる利便性の向上が期待されます。

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