堀川町 (富山県)

堀川町について

堀川町（ほりかわまち）は、かつて富山県上新川郡に位置していた町で、1889年に誕生し、その後地名は富山市に組み込まれるまで続きました。

沿革

この町の始まりは1889年4月1日、町村制度の導入によって上新川郡の複数の村が統合され、堀川村（ほりかわむら）が誕生したことにさかのぼります。その際、構成されていたのは大町村、上堀村、下堀村など、合計で13の自治体であり、当初の人口は7,599人でした。

1891年には、小泉地域に新しい村役場が設置され、これまでは大町村に臨時の村役場が設けられていました。この移転により、村の行政がより地域の近くで行われるようになりました。

1909年4月1日には、村の一部が富山市に編入され、町の事業や住民生活に影響を与え始めました。29年間の歴史を経て、1931年には堀川村が町制を施行し、これにより堀川町が誕生しました。

1942年5月20日、富山市とのさらなる合併が行われ、堀川町は再びその行政区域から姿を消しました。この時、合併によって存続された堀川町という地名は、当時の町長である野上資良によって名付けられました。新しい名称は、上掛尾地区からの変更でした。

現在、堀川町という名称は富山市の一部として残っていますが、町としての歴史は1942年に終止符を打ちました。現在の富山市が持つ地名の多くは、当時の地域の名称を引き継いでおり、地域住民の歴史が今日まで続いていることを示しています。

参考文献

さらに詳しい情報を知りたい方には、『市町村名変遷辞典』が参考になります。この書籍は東京堂出版から1990年に発行されており、各地の市町村名の由来や変遷について詳しく説明されています。

関連項目

当町に関連する情報として、富山県における廃止市町村一覧もぜひご覧ください。歴史的な町名とその背景を知ることで、地域の理解が深まることでしょう。

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