堀越美紀

堀越 美紀

（ほりこし みき）

1993年12月25日生まれ。日本の元女子プロ野球選手。現役時代は投手および捕手としてプレーし、引退後は指導者として活躍している。

アマチュア時代からプロ入りへ

埼玉県の花咲徳栄高校に進学した堀越美紀氏は、同校の女子硬式野球部に所属し、野球選手としての基礎を築いた。高校での活動を経て、将来プロの舞台でプレーすることを志すようになる。その才能を認められ、2011年に開催された日本女子プロ野球機構（当時）の第3回トライアウトに見事合格し、プロ選手への道を切り開いた。

プロ選手としてのキャリア

プロ入り後の堀越氏は、まず2012年に兵庫スイングスマイリーズの一員としてプロキャリアをスタートさせた。このシーズンは主に投手としてマウンドに上がり、チームに貢献した。翌2013年には、所属チームがノース・レイアへと変更となる。引き続き投手としてプレーを続けたが、シーズン終了後にチームを離れることとなった。

しかし、堀越氏は野球への情熱を失うことなく、翌2014年には再びレイアへ加入することになった。この復帰を機に、彼女は大きな転換期を迎える。マウンドからグラウンドの要である捕手へとコンバートされ、新たなポジションでの挑戦を開始したのだ。この捕手としての経験は、その後のキャリアにおいても重要な財産となった。2015年シーズンも捕手としてプレーを続け、このシーズンをもって現役選手としての活動を終えることを決断した。

プロ選手として過ごした期間、彼女は投手として、そして捕手として、異なる役割でチームを支えた。ポジション変更という大きな転換も経験しながら、野球に対する真摯な姿勢を貫いた。

引退後の活動

プロ野球選手としてのキャリアにピリオドを打った堀越氏は、間もなく指導者としての新たな道を歩み始めた。2016年からは、南九州短期大学の女子硬式野球部監督に就任。これまでの自身の経験を活かし、若い選手たちの育成に力を注いでいる。現役時代に培った技術や知識、そしてプロの世界で学んだ多くのことを、次世代の選手たちに伝えるべく、日々指導にあたっている。

選手としての経験、そして指導者としての現在の活動を通じて、堀越美紀氏は女子野球の発展に貢献し続けている。彼女のキャリアは、選手としての多様な経験と、引退後の指導者としての継続的な貢献という、女子野球界における一つの模範的な例と言えるだろう。

詳細な年度別成績や背番号の履歴については、関連する公式記録を参照されたい。

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