堤雅貴

堤 雅貴（つつみ まさき）

堤雅貴は、1990年4月5日生まれの元日本プロ野球選手で、主に投手として活動していました。彼の野球人生は高校時代から始まり、その後独立リーグでの重要な役割を果たしてきました。

経歴

堤は高崎商業高校で頑張り、多彩な才能を見せました。1年目の秋から打撃と投球の双方で活躍し、2年時の夏と3年時の春にはエースピッチャーとしてチームを県ベスト4へ導く活躍を見せました。しかし、3年時の夏は県予選の3回戦で敗退し、甲子園出場の夢は叶いませんでした。

卒業後は、2009年に地元球団である群馬ダイヤモンドペガサスに入団。大卒選手でなくとも卒業後すぐに厳しいプロの舞台に挑戦しました。その結果、高卒1年目から後期にかけて先発投手として定着し、23試合に登板、7勝2敗1セーブ、防御率1.55という成績をマークしました。この成績はリーグでトップで、彼のチームの優勝にも大いに貢献し、シーズンMVPやベストナインなどの栄誉を手にしました。

しかし、2012年7月には怪我により一時的に任意引退を余儀なくされ、その後は練習生としてチームに残りました。2013年には再びプロ契約を結ぶこととなりましたが、彼のピッチング人生は坂道のように波がありました。

2014年には、信濃グランセローズとの試合においてBCリーグ史上4人目となるノーヒットノーランを達成するという輝かしい成果を残します。更に2016年には、この年で独立リーグを最後と決意し、最多セーブのタイトルを獲得。グランドチャンピオンシップの優勝にも寄与し、その活躍を見せました。

しかし、同年10月24日にNPBのドラフトでも指名されず、任意引退の道を選択します。

引退後の生活

独立リーグを離れた後、堤は高崎市役所の軟式野球部でプレーを続けました。ここでも彼の能力は光り、2021年4月には天皇賜杯第76回全日本軟式野球群馬県大会ENEOSトーナメントでチームを15年ぶりの優勝に導く活躍を見せ、MVPにも選ばれました。また、2022年10月にはとちぎ国体に関東西濃運輸の補強選手として出場し、群馬県野球連盟のベストナインにも名を刻むなど、その実力はますます進化していたことが窺えます。

まとめ

堤雅貴はそのキャリアを通じて多くのタイトルを手にし、多くのファンに愛され続けた選手です。引退後も実力を発揮し続ける姿勢は、彼の野球への情熱を物語っています。これからの活躍にも是非注目したい選手です。

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