報道ランナー

『報道ランナー』について

『報道ランナー』（ほうどうランナー）は、関西テレビが2017年3月27日から2023年3月31日まで、平日16:45から19:00まで放送していたニュース・情報ワイド番組です。番組は夕方のニュースを中心に、さまざまな情報を視聴者に届ける役割を果たしました。2018年3月30日までは、番組名の冒頭に『みんなのニュース』が付いていました。

番組の歴史と背景

関西テレビは、2015年から始まった『ゆうがたLIVE ワンダー』やその後の『みんなのニュース ワンダー』の視聴率が低迷していたことを受け、2017年の春の改編で再度のリニューアルを決定しました。この際に新実彰平がメインキャスターに任命され、若い世代をターゲットにした新しいニュース番組が誕生しました。

新実の起用は、関西テレビの夕方ニュース番組のメインキャスターとしては久々の20代勧入で、視聴者の関心を集めるきっかけとなりました。当初のサブキャスターは、中島めぐみと薄田ジュリアが担当し、彼女たちも話題の中心となる存在でした。

2018年4月からは、番組名を『報道ランナー』に改め、同年4月より新たに『報道ランナープラス』として、週末のスポットニュース版も放送が始まりました。これにより平日はもちろん、週末にも地域の情報を的確に伝える道が開かれました。

放送の内容とコーナー

番組では、毎日異なるテーマを掲げたコーナーが設置され、特に火曜日の「ちまたのケーザイ学」や水曜日の「イマドキFILE」、「法律ジャッジ」などが好評を得ました。また、天気予報や地域のイベント紹介、最近のニュース分析など多彩な内容で構成され、視聴者にとって重要な情報源となりました。

特に、2021年の大幅リニューアルでは、スタジオセット、ロゴ、オープニングテーマが刷新され、これまでとは全く異なる視覚的な印象を視聴者に与えました。背景色を時間帯によって変える新たな試みも話題となり、視覚的な楽しみも提供しました。

コメンテーター陣も豊富で、法律や経済、文化など多様な分野から専門家が登壇して視聴者に情報を提供しました。特に、弁護士や経済専門家、タレントなど、多種多様な視点からの意見が集まり、番組を引き立てていました。

終了までの道のり

残念ながら、2023年度の春の改編に伴い、新たに吉原功兼をメインキャスターとする『newsランナー』が開始されることが発表され、3月31日をもって『報道ランナー』は歴史の幕を閉じました。放送終了の際には、多くの視聴者に感謝の意が表明され、番組の人気を改めて感じさせる瞬間となりました。

このように、関西テレビの『報道ランナー』は、地域密着型のニュースを多角的に提供し、視聴者との強い結びつきを築いてきた番組でした。毎日を彩る情報とともに、関西地域の出来事を網羅する貴重な存在として、多くの人々に愛され続けていました。

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