塚越孝のオールナイトニッポン

塚越孝のオールナイトニッポン

『塚越孝のオールナイトニッポン』は、1978年から1979年まで放送されていたニッポン放送のラジオプログラムです。この番組は、アナウンサーであり、その後フジテレビに転籍した塚越孝がパーソナリティを務め、多くのリスナーに愛されました。

放送期間と特徴

番組は1978年4月6日にスタートし、1979年3月30日までの期間、木曜日の2部で放送されました。その頃、塚越は彼自身の独特なキャラクターでリスナーを惹きつける一方で、数々のゲストを招いたり、特別企画を設けるなど、番組を盛り上げていました。

特別なコラボレーション

特に注目に値するのは、同じく当時『木曜1部』を担当していた南こうせつとのコラボレーションです。こうせつは「つかちゃんちゃちゃちゃん」と歌いながらスタジオに登場するなど、賑やかな雰囲気を作り出しました。この交流は、後に『塚ちゃん音頭』として形となり、多くのファンに親しまれる楽曲となりました。

番組の中では、こうせつが主催する野外コンサート『阿蘇サマー・ピクニック』に塚越が出演し、2万人の観衆の前で『塚ちゃん音頭』を披露したこともあり、記憶に残るイベントとなりました。また、この楽曲は1991年に再録音され、『塚ちゃん音頭’91』として再びリリースされました。

番組の人気コーナー

また、番組内には『同期の桜』というコーナーがありました。このコーナーでは、塚越の大学時代の同級生で、当時は解散したばかりのキャンディーズメンバーの伊藤蘭をゲストとして招き、キャンディーズの復活を呼びかけるなど、リスナーの関心を集めました。

最終回の1979年3月30日には、活動を休止中だった伊藤が電話出演し、塚越との楽しいトークを繰り広げました。これはリスナーにとって特別なサプライズであり、番組最後の思い出として深く刻まれています。

結論

『塚越孝のオールナイトニッポン』は、塚越孝の個性豊かなトークや、ユニークなゲストとのコラボレーション、さらには記憶に残る楽曲などを通じて、リスナーに心温まるひとときを提供しました。約1年間の放送は短いものの、リスナーの心に長く残る印象的な番組となりました。

もう一度検索