塩越柚歩

塩越 柚歩（しおこし ゆずほ）

埼玉県川越市出身の女子サッカー選手、塩越柚歩は、1997年11月1日に生まれ、現在は三菱重工浦和レッズレディースに所属しています。彼女はミッドフィールダーとして活躍し、日本女子代表にも選出されています。彼女のサッカーキャリアは、幼少時に兄の影響で始まったことから始まりました。

幼少期とユース時代

塩越は幼稚園のころに兄とともにサッカースクールに通い始め、その後もサッカーの魅力に引き込まれていきました。小学校6年生のとき、当時の少年団のコーチの勧めで浦和レッズレディースジュニアユースのセレクションを受け、見事合格します。2014年3月にはトップチームに登録されましたが、初年度は出場機会に恵まれませんでした。

シニアとしての成長

2016年にはトップチームに昇格し、その年のリーグ戦およびリーグカップ戦ではすべての試合に出場することができました。これ以降のインパクトあるプレーは、彼女のシニアキャリアにおける重要な節目となりました。2016年から2021年までの5年間、株式会社エコ計画に勤務しながら、火曜から金曜の勤務後に練習に向かうという多忙な生活を送りました。

2018年から2019年には怪我により出場が減りましたが、2021年1月にはなでしこリーグ2020の表彰式において、初のベストイレブンに選出される栄誉を手にしました。

代表歴と国際舞台

塩越は2016年11月に行われたFIFA U-20女子ワールドカップに日本代表として出場し、その後も代表チームでの経験を積んでいきます。2020年にはなでしこジャパン候補トレーニングキャンプに初めて招集され、2021年6月10日のウクライナ戦で日本代表デビューを果たします。この試合では2ゴール1アシストを記録し、素晴らしいプレーを見せました。

同年6月18日、2020年東京オリンピックの代表メンバーに選出され、さらなる活躍が期待されました。2023年には、アジア競技大会のキャプテンに任命され、背番号10としてチームを牽引し、4ゴールを挙げて優勝に貢献しました。

2024年には、韓国との親善試合に招集され、3年ぶりのA代表としてプレーすることとなりました。

個人成績と受賞歴

塩越のクラブチームでの主な成績は以下の通りです。

• - WEリーグ: 2回（2022-23、2023-24）
• - AFC女子クラブ選手権: 1回（2023）
• - なでしこリーグ: 2回（2014年、2020年）

代表チームでは、アジア競技大会での優勝が記憶に残ります。個人としても、WEリーグでのベストイレブンや優秀選手賞、多数のタイトルを獲得しており、その実力が確立されています。

最後に

塩越柚歩は、多くの挑戦を乗り越え、チームにとって欠かせない存在へと成長しました。彼女のこれまでの実績や今後の期待は、サッカーファンから高く評価されています。

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