塩釜口駅

塩釜口駅について

塩釜口駅（しおがまぐちえき）は、愛知県名古屋市天白区に所在する名古屋市営地下鉄鶴舞線の駅です。この駅は駅番号T16として知られ、周辺には名城大学天白キャンパスが近接しています。そのため、駅名案内には「名城大学前」の表記もされています。

歴史

この駅は1978年10月1日に開業しました。開業以来、地域住民や学生たちの交通手段としての役割を果たし続けてきました。しかし、2000年9月11日には東海豪雨の影響により、線路が水没するという大きな影響を受けたこともありました。これにより一時的に運行が見合わせることもあり、利用者にとっては大きな混乱を招く出来事となりました。

駅の構造

塩釜口駅は、島式ホームを持ち、1面2線の構造になっています。駅は地下に位置しており、改札口は1つのみですが、出入口は3つ設けられています。この駅は曲線上にあり、アナウンスで「ホームと電車の間には空いているところがありますから、ご乗車の時はご注意ください」と、利用者に対して安全を促しています。また、列車が入線する際には両方向からの警笛が鳴る習慣があります。管理は鶴舞線駅務区八事管区が行っています。

利用状況

名古屋市の統計年鑑によると、塩釜口駅の一日平均乗車人員は年ごとに変動があります。2004年度には10,454人が利用しており、年を追うごとに徐々に増加しています。2008年度には13,033人に達しましたが、2011年度には再び10,454人に戻ったものの、以降は再度11,946人（2012年度）から12,755人（2016年度）と増加傾向が見られました。2020年度以降のデータも気になるところですが、これ自体が名古屋市内での人口や大学生の利用の影響を示していると言えるでしょう。

駅周辺

塩釜口駅は天白区役所からは最寄り駅ではありますが、徒歩で20分以上かかるため、駅から役所までの移動には注意が必要です。周辺には商業施設もあり、学生や地域住民にとって便利な立地となっています。

バス路線

駅近くには名古屋市営バスの「塩釜口」バス停も存在しますが、他の地下鉄接続バスターミナルとは異なり、道路上にバス停が設けられています。バス路線には、植田12系統や天白巡回があり、地下鉄植田駅との接続も良好です。

隣の駅

名古屋市営地下鉄鶴舞線において、塩釜口駅の隣には八事駅（T15）と植田駅（T17）があり、名古屋市の主要な移動手段の一環として機能しています。

まとめ

塩釜口駅は名古屋市の重要な交通拠点の一つであり、名城大学のアクセスの良さからも多くの学生が利用しています。地域社会における交通機関としての役割を果たしているこの駅は、名古屋市の発展を支える一端を担っていると言えるでしょう。

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