増田将馬

増田 将馬選手について

増田 将馬（ますだ しょうま）は、1998年6月29日に徳島県徳島市で生まれたプロ野球選手で、外野手として活躍しています。右投右打の彼は、現在、くふうハヤテベンチャーズ静岡に所属しており、兄には増田大輝がいます。彼の野球キャリアは徳島市の渋野小学校から始まり、以降、様々なステージで成長を遂げてきました。

幼少期と高校時代の軌跡

増田は小学校時代に軟式野球を始め、徳島市南部中学校では軟式野球部に所属しました。その後、徳島県立徳島商業高等学校へ進学し、内外野手兼投手として活躍します。高校2年生の春には、10年ぶりとなる県大会での優勝を果たし、5番サードとして四国大会に出場するなどの成果を収めましたが、甲子園への出場は果たせませんでした。

大学と社会人のステージ

中部学院大学に進学すると、彼は主に捕手としてプレーしました。3年生の秋には9番キャッチャーのポジションを確保し、チームに貢献しました。卒業後はジェイプロジェクトに入社しましたが、印象的な成績を残すことはできず、シーズン終了後に地元の徳島インディゴソックスで野球を続けることにしました。

徳島インディゴソックスでの成功

徳島インディゴソックスでは、増田は1年目からリーグ戦に出場しており、右翼と遊撃のポジションでレギュラーを務めました。シーズンの成績は打率.231、1本塁打、22盗塁であり、2年目にはチームの主将に選ばれました。このシーズン中には37盗塁を記録し、リーグ最多盗塁の栄冠を手にしました。また、打撃でも好成績を残し、打率.309で首位打者争いに加わるようになりました。前期終了後には地元各県知事によるMVP賞を受賞するまでになりました。

くふうハヤテベンチャーズ静岡への移籍

2023年12月7日、彼は新たに設立された地元球団・くふうハヤテベンチャーズ静岡に入団することが発表されました。このクラブではリードオフマンとしての役割を果たし、打率も3割前後を維持し、また盗塁も積極的に狙っています。2024年のシーズンには、フレッシュオールスターゲームにも選出され、そこでも活躍を披露しました。シーズン終盤には26試合連続安打を達成し、打率はリーグ2位の.297に到達したほか、リーグ単独トップの31盗塁も記録するなど、圧倒的なパフォーマンスを見せました。特に、NPB登録外選手としてウエスタン・リーグの盗塁王に輝いたのは、増田にとっての大きな業績です。

選手としての特性

増田選手は守備面でも優れた才能を発揮しています。徳島時代には右翼と遊撃を守り、大学や社会人時代には捕手としても経験を積むなど、多才なプレースタイルを持っています。自身のポジションでは主に中堅を守り、守備範囲の広さも特長です。また、盗塁に関しては、スタートのタイミングに優れており、徳島の2年目には82.2%という高い成功率を記録しました。

結論

増田将馬選手は、徳島という地で育まれた才能あふれるプロ野球選手です。彼のこれまでの成果や能力は、今後のプロ野球界でさらに光り輝くものと期待されており、ファンやチームメイトからの注目を集めています。

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