増野元太

増野元太について

増野元太（ますの げんた）は、1993年5月24日生まれの元陸上競技選手で、特に110mハードルの選手として知られています。彼の母国は北海道北斗市で、そこから彼の陸上人生がスタートしました。増野選手は自己ベストとして日本歴代6位の記録である13秒40を達成しており、2017年のロンドン世界選手権ではセミファイナリストとして名を刻みました。

経歴

高校時代

彼の陸上競技のキャリアは小学3年生の時に始まりました。最初は学校の陸上クラブに加入し、4年生からはハードル競技に挑戦。小学6年生の頃には全国小学生交流大会の80mハードルに出場しています。しかし、中学時代は駅伝や長距離に取り組む期間が長く、腰骨の分離症に苦しむなど多くの困難があり、全国大会への出場には至りませんでした。

高校では、有名なコーチ、西川康秀の指導を受け、インターハイに3年連続で出場。特に3年生の時には110mハードルで決勝に進出し、14秒01のタイムで初の全国タイトルを獲得しました。

大学生時代

2012年4月に国際武道大学に進学。ここでは、元日本代表選手の櫻井健一から指導を受けました。2012年の国民体育大会では、自己初の13秒台を記録し、徐々に成績を上げていきました。

2014年には日本選手権で初優勝を果たし、アジア大会の日本代表にも選ばれました。決勝ではメダル獲得に惜しくも4位となりましたが、成長は続きました。

社会人時代

2016年にはモンテローザに入社し、競技に専念しました。2017年にはヤマダ電機に移籍し、同年の日本選手権予選で自己ベスト更新の13秒40を記録。ロンドン世界選手権に出場し、セミファイナリストとして活躍しました。

引退とその後

増野選手は、2019年4月に現役引退を表明しました。引退理由は競技による故障ではなく、生活の向上が感じられなかったことにありました。同年11月には東京オリンピックに向けて期間限定で競技復帰を宣言しています。

人物・エピソード

趣味は散歩で、特にオムライスが好きですが、漬物は苦手です。また、好きなアーティストは安室奈美恵です。彼の家族も陸上競技に関心が深く、父親は高校時代に200mハードルの出場経験があります。兄の太郎も同様に110mハードル選手で、兄弟対決も実現しました。

自己ベストと成績

増野元太の自己ベストは以下の通りです。

• - 110mハードル：13秒40

増野選手のキャリアは数々の栄光に満ちていますが、それだけでなく困難も多く経験しました。彼の道のりは、スポーツの厳しさと喜びを体現しており、多くの人々に勇気を与える存在となっています。このようにして、増野元太は陸上競技界において重要な足跡を残しました。

もう一度検索