壊れたものたち

ゲーム・オブ・スローンズ シーズン1 第4話「冥夜の守人」

概要

『冥夜の守人』は、HBO制作のファンタジー・ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の第1章『七王国戦記』の第4話にあたります。ブライアン・カークが脚本を執筆し、ブライアン・コグマンが監督を務めました。このエピソードでは、新たな〈王の手〉となったエダード・スタークが前任者の死因を調査する一方、〈壁〉ではジョン・スノウが新兵を守る様子が描かれます。また、ドスラク人の軍団の動きや、ヴィセーリスの焦燥、そしてキャトリンによるティリオン逮捕という衝撃的な展開が繰り広げられます。

タイトルの「冥夜の守人」は、ティリオンが下半身不随となったブランに特別な鞍の図面を渡すシーンでのセリフに由来しています。

あらすじ

キングズランディング

エダードは、前〈王の手〉ジョン・アリンの死因を調査し始めます。グランド・メイスター・パイセルからアリンの最後の言葉が「種は強い」であったこと、そして七王国の家系の歴史に関する本を読んでいたことを知ります。ピーター・ベイリッシュの情報網の助けを借りて、アリンが死の直前に会った鍛冶屋の徒弟が、王の落とし子である可能性を示唆します。また、アリンの従者を探しますが、エダードのために催された馬上試合で殺害されており、犯人はラニスター家の旗主、グレガー・クレゲインであることが判明します。さらに、グレガーが弟のサンダーの顔を焼いたという兄弟の秘密も明らかになります。

狭い海の向こう側

ドスラク人の集団はヴァエス・ドスラクに到着。ヴィセーリスは、デナーリスとの結婚の代償として、カール・ドロゴから約束された軍を待ち望んでいます。デナーリスに食事に呼ばれたことを命令と勘違いしたヴィセーリスは、彼女を殴ってしまいます。しかし、デナーリスは兄に初めて反抗し、次に自分に手を上げればその手を斬り落とすと警告します。ジョラーは、ヴィセーリスがウェスタロス再征服の指導者にはふさわしくなく、民は公正な統治を望んでいるだけだとデナーリスに語ります。

〈壁〉

〈冥夜の守人〉に新たに加わったサムウェル・ターリーは、アリザー・ソーンの標的となります。サムは父親に後継ぎにふさわしくないと思われ、相続権を放棄して黒衣を着るよう強制された過去がありました。ジョンはサムを守り、ソーンの厳しい指導は〈壁〉の北での厳しい冬に備えるためだと警告します。生き残るためには強くならなければならないと説きます。

〈北部〉

ティリオンは〈壁〉からキングズランディングに戻る途中、ウィンターフェルに立ち寄ります。ロブはラニスター家が弟ブランの落下事件に関与していると疑い、ティリオンを冷遇します。ティリオンはブランに特別な鞍の図面を見せますが、城を去る前に、シオンをスターク家の人質だとからかいます。

街道の旅籠

ティリオンの一行は旅籠に宿泊します。そこでティリオンは、変装したキャトリンに気づかれます。キャトリンは、ティリオンをブランの暗殺未遂の容疑で逮捕します。

製作

本エピソードは、プロデューサーのデイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが脚本を手掛けなかった最初の回であり、ブライアン・コグマンが担当しました。コグマンは、シリーズを通して脚本の一貫性をチェックする役割を担っていましたが、この回では脚本家としても参加しました。

このエピソードは、原作第一部『七王国の玉座』の25～29章と36章を基にしています。

撮影は、ベルファストのスタジオや北アイルランドの各地で行われました。

評判

視聴者数は、前回よりもわずかに多い250万人を記録しました。再放送を含めると310万人が視聴しました。イギリスでは、51万人から62.8万人に増加しました。

参照

スター・チャンネル 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
ワーナー・ブラザース DVD&Blu-ray 『ゲーム・オブ・スローンズ』ページ
* Official U.S. website HBO

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