MUCC 14thアルバム『壊れたピアノとリビングデッド』
『壊れたピアノとリビングデッド』は、
MUCCが
2019年2月13日に発表した14枚目のオリジナルアルバムです。発売元は
デンジャークルー・レコード。
本作は、朱ゥノ吐VIP会員限定受注生産盤と通常盤の2形態でリリースされました。「ホラー」と「鍵盤」という二つのテーマを掲げたコンセプトアルバムであり、『
T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-』以来、約3年半ぶりのコンセプトアルバムとなります。また、シングル曲を収録しないオリジナルアルバムとしては『6』以来、約13年ぶりとなり、『カルマ』以来、約8年半ぶりにインストゥルメンタル曲が収録されています。
アルバム制作は、当初アウトテイク(ボツ曲)を集めた作品をリリースするというアイデアから始まりました。そこに「ホラー」と「鍵盤」というテーマを軸に書き下ろされた新曲が加えられ、アルバムの形が完成しました。鍵盤やピアノが大きくフィーチャーされていることに加え、リリースツアーでは過去の楽曲もすべて鍵盤を取り入れたアレンジで演奏されることから、期間限定メンバーとして吉田トオルが参加しています。
2020年に開催が予定されていたヨーロッパツアー『
MUCC 2020 Lock on snipe Tour #11 ~Style of EUROPE Broken Piano And Imprisonment of livingdead 8days~』のために海外でのみ製作された本作のアナログ盤が、ドイツから逆輸入され、数量限定でBARKS×ARTIST DELI SHOPPINGにて
2020年10月23日より販売されました。
収録曲
1. 壊れたピアノ [2:02](作曲:ミヤ)
インストゥルメンタル。
2. サイコ [4:00](作詞:ミヤ/作曲:ミヤ、YUKKE)
3. アイリス [4:03](作詞・作曲:ミヤ)
2018年12月開催のツアー「
MUCC 2018 Lock on Snipe Tour #3『北陸収監型6days』」、
2019年1月開催のDEZERTとの合同ツアー「【Is This The "FACT"?】TOUR 2019」で披露。
4. ヴァンパイア [4:45](作詞・作曲:ミヤ)
『THE END OF THE WORLD』の頃に制作された楽曲。ミヤ曰く「いらねぇな」という判断でお蔵入りになったものの、リズム隊は当時のレコーディング音源がそのまま使用されている。
5. In the shadows [5:48](作詞:逹瑯/作曲:ミヤ)
シングル「時限爆弾」製作時に、
YUKKEの楽曲が間に合わなかった場合の保険としてミヤが制作。2018年6月開催のツアー「
MUCC 2018 Lock on Snipe Tour #1『北海道収監型6days』」で披露されたバージョンとは歌詞が一部異なる。
6. 積想 [5:22](作詞・作曲:
逹瑯)
「MUCC 2018 Lock on Snipe Tour #3『北陸収監型6days』」で販売するデモテープの候補曲。最終的に採用された「メルト」とは異なり一発録りには向かなかったため、アウトテイクとなった。ピアノはミヤが担当。
7. 百合と翼 [4:26](作詞:SATOち、逹瑯/作曲:ミヤ、SATOち)
8. カウントダウン [6:02](作詞・作曲:ミヤ)
元々アニメタイアップ用に制作された楽曲で、その後も採用には至らなかった。
9. Living Dead [4:40](作詞・作曲:
逹瑯)