壱岐島の式内社一覧

この一覧は、古代日本の律令制度下で編纂された『延喜式』に収録されている「神名帳」に記載された神社、いわゆる「式内社」のうち、壱岐島（壱岐国）に所在する神社をまとめたものです。さらに、『延喜式』神名帳には記載されていないものの、当時に存在したとされる「式外社」についても付記しています。

『延喜式』神名帳には、壱岐島において、大社7座7社（うち名神大社6座6社）と小社17座17社、合計24座24社が記載されています。これらの神社は、古代の壱岐における信仰の中心であり、国家によってその存在が公認され、祭祀が執り行われていました。

名神大社は、特に霊験あらたかであるとされた神社で、国家からの特別な保護を受けていました。壱岐島には、6座の名神大社が存在し、その重要性を示しています。

小社は、名神大社に次ぐ格式を持つ神社で、地域の人々の信仰の中心となっていました。壱岐島には、17座の小社があり、地域ごとの信仰の多様性を示しています。

式外社とは、『延喜式』神名帳の編纂当時には存在していたものの、何らかの理由により神名帳に記載されなかった神社のことです。これらの神社もまた、当時の人々の信仰生活において重要な役割を果たしていたと考えられます。

皇典講究所・全国神職会校訂『延喜式上巻』（大岡山書店、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション
『延喜式第2』（日本古典全集刊行会、昭和4年） - 国立国会図書館デジタルコレクション

* 壱岐島式内社24座 - 國學院大學21世紀COEプログラム「神道・神社史料集成」

この一覧を通じて、古代壱岐の神社信仰の一端を垣間見ることができるでしょう。

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