壱岐市立芦辺中学校

壱岐市立芦辺中学校の概要

壱岐市立芦辺中学校は、長崎県壱岐市の芦辺町中野郷西触に位置する公立の中学校で、略称は「芦中」(あしちゅう)です。この学校は、2011年4月に芦辺地区内の3つの中学校が統合され、新たに設立されました。開校当初、校舎は旧・田河中学校のものを使用していましたが、校舎の老朽化が進んだため、2019年11月に新たに旧・那賀中学校の校地へ移転を行い、今の校舎が完成しています。

学校の歴史

壱岐市の中学校の規模適正化の一環として、芦辺地域に存在した以下の3つの中学校が統合されました：

• - 壱岐市立田河中学校（略称「田中」）
• - 壱岐市立箱崎中学校（略称「箱中」）
• - 壱岐市立那賀中学校（略称「那賀中」）

統合は地域内の教育環境を改善することを目的としており、学校の設立は壱岐市教育委員会により行われました。最初の生徒数は241名で、クラスは9つありました。新校舎への移転後も、教育体制や生徒数は順調に推移しています。

校章と校歌

芦辺中学校の校章は、3校が統合したことを象徴するように公募によって作成されました。デザインは、統合前の各校の「輪」が一つになり、夢と希望を胸に新たな学校を築いていく姿を表現しています。また、校歌も新たに制定され、作詞と作曲は原田千春氏によるものです。校歌は3番までの歌詞があり、特に「芦辺中学」という名称が1番と2番に、そして「芦辺中学校」として3番に登場します。

校区とアクセス

校区は、壱岐市の後に芦辺町が続く地域に該当します。旧・田河中校区、箱崎中校区、および那賀中校区からの生徒が通う形となっています。具体的には、田河小学校、芦辺小学校、八幡小学校、箱崎小学校、瀬戸小学校、那賀小学校が関連しています。通学は主に徒歩で行われており、旧・箱崎地区や田河地区からはスクールバスも運行されています。

教育方針と環境

壱岐市立芦辺中学校は、生徒が主体的に学ぶことを重視し、地域との連携を強化しています。周辺には、壱岐市立那賀小学校や那賀幼稚園、さらには市役所の那賀事務所や消防本部、警察署などもあり、地域全体で教育環境をサポートしています。新校舎の建設は、津波などの自然災害からの安全を考慮し、高地に設けられたことが重要なポイントです。

今後の展望

新たに整えられた校舎での教育は、生徒たちに新しい学びの可能性をもたらすでしょう。この学校は、ただの学び舎であるだけでなく、地域社会の中での交流と成長の場ともなっています。壱岐市立芦辺中学校は、未来を見据えた教育の場として、今後もその役割を果たしていくことでしょう。

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