夏埜イズミ

夏埜イズミ（なつの いずみ、1974年7月13日 - ）は、東京都出身の日本の少女小説家です。

2007年、夏埜イズミは『眠れる島の王子様』でロマン大賞を受賞し、集英社のコバルト文庫からデビューを果たしました。

評価

ロマン大賞の選考において、選考委員の一人である唯川恵は、最終選考に残った作品の中で夏埜イズミの作品に最高点をつけました。唯川恵は選評において、「この方は小説というものを知っている」「読者のツボも心得ている」と高く評価しましたが、同時に、未来社会を舞台とした作品設定に関して、いくつかの不備がある点も指摘しました。

同じく選考委員であった小説家の古川日出男も、夏埜イズミの作品に高得点をつけました。古川日出男は「同じ作家として学ぶべきところのある作品」であると述べ、特にその文章の読みやすさ（リーダビリティ）を高く評価すべきであるという見解を示しました。ただし、作品のタイトルに関しては、再考の余地があるのではないか、という意見も述べています。

作品リスト

眠れる島の王子様 （挿絵：樹要）
魔女の卵（挿絵：枯葉手術）

関連項目

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